社外開発者活用と人的リソース確保の実現
お客様概要
シーオス様はエンジニアリング、オペレーション、情報 システムを一貫したストリームラインとして提供します。
社会インフラとしてのロジスティクスをデジタルネットワーク化することで、産業に革新をもたらす「デジタルロジスティクス・ソリューション・カンパニー」です。
お客様課題
シーオス様では社内にて開発プロジェクトを並行していくつか進められる際、社外開発者に開発を委託することがあったが以下の課題があった。
- 社外開発者が開発を行う際に、私用PCなどを利用することが前提となっており、開発データなどの情報漏洩の懸念があった。
- 情報漏洩の対策として。シーオスから端末を提供する場合、端末の調達並びに管理コストが発生してしまうため、この対応については避けたいという思いがあった。
使用したOS、AWSサービス
- OS:Windows10
- AWSサービス:Amazon WorkSpaces、AWS Directory Service
提案内容
社外開発者に対し端末を提供するということについては、以下の観点からAmazon WorkSpacesを利用することをご提案。
- ローカルPCにデータを保存することなく、仮想VDI上のみで開発が行える環境を作ることで情報漏洩リスクを減らす。
- 管理コンソールから端末の作成、削除、ログ確認などの管理を容易にできる。
その他、以下の内容についてもご提案を実施。
- 社外開発者の参画決定後はすぐにWorkSpaces環境を提供できるように、開発者に必要なアプリケーションがあらかじめインストールされたゴールデンイメージを作成し対応。
- 情報漏洩対策としてはフィルタリング機能を持ったプロキシサーバーを利用することでWorkSpaces環境から外部へのデータが送信できないようにし、作成したWorkSpaces環境でのみ開発ができるようにした。
- Windowsユーザーの管理については、運用の負担が少ないディレクトリ環境としてAWS Managed Microsoft AD利用をご提案。
プロジェクト期間
2019/3/15~2019/6/4
導入効果
Amazon WorkSpacesを利用したことで社外開発者に開発業務を委託したことで情報漏洩するリスクを無くし、端末の管理も容易にできるようになったことから管理コストの増加を防ぐことができた。
また、社外開発者を利用したことで人的リソースの不足を補うことができたため、プロジェクトを遅延なく進めることができるようになった。
そのことから、納期遅れが発生せず、顧客の信用も低下せずに事業を進められている。