QuickSightで売上分析と営業日報を実現
お客様概要
株式会社小泉様は、快適な住まいづくりと豊かな暮らしを提供する、住宅設備の総合商社です。その中でも小売り事業を担当する「プロストック事業部」では、プロ職人向けの住宅設備関連材料を店舗型で販売しています。年中無休(元日・棚卸日を除く)の午前6時から午後10時までの長時間営業に加え、水道・電気・空調・ガス設備の材料や工具、住宅設備などの豊富な品揃えで、お客様の利便性を第一に考えた営業展開をしています。 現金またはクレジット決済で、必要な商材を必要な分だけ店頭で直ぐにご購入いただけるだけでなく、お得なポイントカードの使用や「プロストックNETSHOP」でもお買上げいただけます。
お客様課題
株式会社小泉様では、従来からデータを元にした店舗運営を行っていましたが、さらなるデータ活用を目指した際に、下記の様な課題が発生していました。
- 店舗のPOSデータがオンプレミスのサーバーに蓄積されており、データ容量の継続的な蓄積や、保管の信頼性に課題が発生しつつあった。
- 蓄積したデータの加工はExcel上で行っていたことから、タイムリーなデータ閲覧が出来ず、また、複数、膨大な人的コストが発生していた。
- 複数のシステムから統合的にデータを見る必要があり、手間がかかっていた。
- 各店舗の店長にデータを公開しようとしたが、その場合にはユーザ数が多くなり、BIツールを入れるのにライセンスコストが課題となった。
使用したAWSサービス
- AWSサービス:Amazon QuickSight, Redshift, Glue, S3, DMS(Data Migration Service)
ご提案内容
【データの蓄積と同期】
Redshiftへのデータ蓄積にあたっては、データの加工と蓄積はGlueをETLとして活用、また、コスト効率を考慮し、マスタデータの同期にあたってはDMSを活用したアーキテクチャとした。
【データの表現】
・店舗が日報として活用できるよう、一覧性のあるダッシュボードを構築
・ウェザーマーチャンダイジングが実現できるよう、各店舗から天気入力。仕入れ情報等に活かせるようにした。
・全店舗のお互いに分析結果を共有することで、データドリブンな文化醸成を図った。
プロジェクト期間
2019/10/01~2020/10/31
導入効果
AWS並びにQuickSightを活用することで、
1.オンプレミスサーバー廃止によるシステム資産コストの低減
2.データ蓄積量制限が実質的に消滅
3.店舗でのデータ活用、データ分析浸透
4.在庫回転率の向上、不良在庫の低減
が実現でき、結果として顧客対応時間の短縮や、顧客満足度向上につながった。