こんにちは。ソリューション事業部の齋藤です。
社内のメンバー4人でre:Invent2024でGameDayに参加してきましたので、GameDayを通じて得た感想を記載したいと思います。

GameDayとは

“GameDay”とは、避難訓練や消防訓練など、何らかのトラブルが起きた場合を想定した訓練を意味する言葉です。「AWS GameDay」はそうした試みを AWS 環境上で行うというイベントであり、「システム上でトラブルが起きたと仮定して、AWS のサービスを有効活用しつつ、課題を解決する」ことを目指しています。

今回実施するのは、AWS が作った GameDay Workshop という模擬訓練トレーニングです。参加した各チームに AWS アカウントが発行され、条件を満たすようなアプリケーションをデプロイしてシステムを構築・運用します。そのなかで、さまざまな観点から採点を行い、ポイントを一番多く獲得したチームが優勝という、コンテストの要素も含んだワークショップです。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/startup/event-report-gameday-2023/

一言で言えば、AWS環境で行うコンテスト形式の模擬避難訓練といったところですね。

GameDayに参加して感じたこと

知らないサービスに触れられる!

AWS GameDayでは、普段触れる機会のないサービスを体験できるクエストがいくつかありました。内容に関しては詳しくお話できませんが、料金が高くて手を出せなかったサービスを実際に触れることで、貴重な経験となりました!

ただし、一部のクエストでは、サービスについて事前にある程度の知識や経験がないと解くのが難しい問題もありました。(Black Beltでサービスの概要について把握することから始めた問題もありました笑)

そのため、普段からハンズオンやトレーニングで AWS サービスに触れておくことの重要性を再認識しました。

ゲーム感覚で挑戦できて楽しい!

クエストは複数用意されており、それぞれに難易度やポイントが設定されています。自分の得意な分野から挑戦したり、難易度の高いものを後回しにしたりと、戦略を考えながら進めるのは非常に楽しかったです。

また、リアルタイムで更新されるスコアボードを見るのも、対戦ゲームをやっているようでテンションが上がりました!

反省点

今回参加してみて、反省点としていくつか「こうすればよかった」と感じたことがあったので、戒めとして記録しておこうと思います。

課題を俯瞰して考えるべきだった

詰まったクエストについて振り返ると、問題文の読み込みが不十分で、求められる結果を正確に理解できていなかったことが多かったと感じます。
また、トラブルシュートの際に「線」で繋げて全体を考えるのではなく、「点」で捉えてしまう場面が多かったように思います。
(例えば、BからAに通信しているサービスがある場合、「Aで問題が発生しており、クエストの表記にもAしか記載がないため、A側に原因があるに違いない」と安易に結論づけてしまう、といった具合です。)

業務では論理的に考えられている(と思っている)のに、GameDayではそのアプローチが十分に発揮できていなかったと感じました。
次回は、問題文を丁寧に読み解き、 全体を俯瞰して捉えながら考えることを意識して取り組みたいと思います。

問題に詰まった際は早めにスタッフに相談するべきだった

クエストをクリアしたはずなのに、正しく反映されない場面が何度かありました。その際、自力で解決しようとして無駄に時間を浪費してしまいました。
しかし、後半になってからスタッフに質問すると、あっという間に解決することが多かったです。

GameDayは限られた時間内で解決する必要があるので、困ったらすぐにスタッフに相談する方がよいと感じました。

さいごに

AWS GameDay は純粋に楽しく、自分のスキルや知識の不足を実感できる良い経験となりました。
順位は約45/66位と悔しい結果でしたが、反省点を次回に活かし、上位のランキングに食い込めるよう頑張りたいと思います!
また、今年は社内のメンバーとチームを組みましたが、次回は海外の方とチームを組んで、海外の方のアプローチなどを学んでみたいと思います!