こんにちわ。プロフェッショナルサービス事業部の小松です。
最近、グローバルデータベース構成のAuroraを採用しているアプリケーションの、被災時切り替え手順を確認していたところ…
あれ…?この表示は見たことないんだけど…。ということでちょっと確認してみました。
グローバルデータベースフェイルオーバー
ちょうど一年前の今ごろ、Auroraのグローバルデータベースフェイルオーバー機能が発表されていたようです。重要なアップデートの見落としでした…。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/08/amazon-aurora-global-database-failover/
これまでは、グローバルデータベースを利用する際、リージョン障害などの計画されていないフェイルオーバーさせるためには、フェイルオーバー先のクラスターをグローバルデータベースから切り離すことで昇格させる必要がありました。
一度グローバルデータベースから切り離すと、スタンドアロンのリージョナルクラスターとして稼働することになり、障害復旧した後は再度グローバルデータベース構成に戻したうえでプライマリクラスターを変更してやる必要がありました。
グローバルデータベースフェイルオーバーが実装されたことで、上記のような切り離しや再構築をすることなしにフェイルオーバーすることができるようになっているようです。また、切り離しに比べてもだいぶ早くフェイルオーバーすることができるようです。
このあたりのオペレーションをマネージドでやってくれるとても便利なアップデートでした。グローバルデータベースを採用している場合、切り替え手順や復旧手順に修正が必要になりますので、確認してみることをお勧めします!