こんにちは、小寺です。
Systems Managerでクイックセットアップ用のAPIがサポートされました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/08/aws-systems-manager-api-support-quick-setup/

Systems Manager Quick Setupとは

Systems Managerをお使いの方は多い方と思います。Quick Setupについて、改めて復習です。
QuickSetupはSystems Managerの一機能です。
名前の通り、推奨された機能を簡単にすばやく設定ができる機能です。なので、どの機能を有効化しようかと迷っている方やとりあえずロールの設定をしてみて次に何をしようかと思われている方にはまずQuickSetupがお勧めかもしれないですね。
サポートされている設定タイプは以下の通りです。

・Amazon EC2 ホスト管理を設定する
・組織のデフォルトのホスト管理構成を設定する
・Quick Setup を使用して AWS Config 設定レコーダーを作成する
・Quick Setup を使用して AWS Config 適合パックをデプロイする
・組織内のインスタンスのためにパッチ適用を設定する
・Change Manager 組織設定
・Quick Setup で DevOps Guru を設定する
・Quick Setup を使用して Distributor パッケージをデプロイする
・スケジュールに従って EC2 インスタンスを自動的に停止および起動する
・OpsCenter 組織設定
・Quick Setup を使用して AWS Resource Explorerを設定する

上記のような運用上のベストプラクティスの設定が含まれており、Quick Setupそのものの使用にコストはかかりません。
ただし、Systems Managerから機能を使う場合は料金が発生するのでお気をつけください。

Quick Setupにも更新があり、2024年8月31日にすべてのユーザーの方が対象になるアップデートです。

[Use the new CX] をクリックすると、すべてのユーザーが新しいエクスペリエンスに今すぐ移行可能です。移行後には、QuickSetup 構成のアップグレードやタグ付けなどの新機能が利用できるようになっています。

アップデート内容

AWS Systems Manager に AWS API を直接呼び出す機能は以前からありましたが、新しくQuick Setup APIが発表されました。
Quick SetupのAPIを呼びだすことによって、サービス構成のデプロイや自動化にもメリットがありますよね。
何よりQuickSetupを利用される方が増えているからこそのアップデートかもしれないですね。

今、2024年8月2日時点で利用できるQuick Setup APIは以下の通りです。

・CreateConfigurationManager
・DeleteConfigurationManager
・GetConfigurationManager
・GetServiceSettings
・ListConfigurationManagers
・ListQuickSetupTypes
・ListTagsForResource
・TagResource
・UntagResource
・UpdateConfigurationDefinition
・UpdateConfigurationManager
・UpdateServiceSettings

実際のパラメータは公式ドキュメントから確認できます。これからセットアップするよという方はぜひ試してください。