【アップデート】インターネット向けApplication Load Balancer (ALB) が IPv6のみのアドレスをサポートしました

こんにちは、小寺です。
インターネット向けApplication Load Balancer (ALB) が IPv6のみのアドレスをサポートするようになりました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/05/application-load-balancer-ipv6-internet-clients/

アップデート内容

Application Load Balancer (ALB) により、IPv6 のみを使用して接続できるクライアントに対して、IPv4 を使用しない、つまりIPv6のみのロードバランサーが作成できるようになりました。
今まで、ALBではアドレスタイプをIPv4かデュアルスタックの2つのうち、いずれかしか選ぶことができませんでした。そのため、必ずパブリックIPアドレスを利用する方式がとられていました。
今回のアップデートにより、ALBがIPv6のみのアドレスをサポートするようになりました。

アップデートのメリット

アップデートのメリットは、IPv4アドレスのコスト削減になるかと思います。既にご存じの通り、2024年2月1日より、特定のサービスに割り当てられているかどうかに関わらず、すべてのパブリック IPv4 アドレスの利用に対して 1 IP アドレスあたり 0.005 USD/時間が課金されるようになっています。この課金については、2月からの課金とは別に起動中の EC2 インスタンスに割り当てられた追加（セカンダリ）のElastic IP アドレスとアサインがされていないEIPには課金がされる仕組みになっていました。

IPv4のクライアントからアクセスが不要な場合には、IPv6のみのALBを作成して利用していくことで、コストメリットが享受できるかと思います。