こんばんは、小寺です。
Amazon RDS for MySQL延長サポートマイナーバージョン 5.7.44-RDS.20240408が発表されました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/05/amazon-rds-sql-extended-support-minor-5-7-44-rds-20240408/

数か月前にMySQL8.0へバージョンアップを終わらせたのに・・・という方もいらっしゃれば、延長サポートを選択されている方もいますよね。延長サポートを利用されている方で、セキュリティやバグフィックスが適用された マイナーバージョン 5.7.44-RDS.20240408の適用が推奨されています。この新しくリリースされたマイナーバージョンに含まれるパッチです。

CVE-2024-20963

Amazon RDS for MySQで5.7が利用できる期間

Amazon RDS for MySQL5.7については、通常サポートの期間が2024年2月29日まででした。今、MySQL5.7を利用されている方は延長サポートの加入対象となり、延長料金を支払い利用されていることになります。

RDS延長サポートにより、Amazon AuroraとRDS は、PostgreSQLとMySQLが提供するサポート期間を超えたとしても、最大で3年間、クリティカルなCVEパッチとバグ修正のエンジニアリングを提供します。
RDS の標準サポート終了日になると、Amazon RDS はデータベースを RDS 延長サポートに自動的に登録される仕組みになっています。 つまり、利用者がメジャーアップグレードしなければ自動登録されます。

延長サポートは、3年間とされていますが、3年間後アップデートされない場合、Amazon RDS はメジャー エンジン バージョンを自動的にアップグレードします。というのがオフィシャルドキュメントにも記載があります。つまり、最終的な利用期限は2027年2月末日です。

改めてMySQL以外にも延長サポート対象のデータベースとバージョンを振り返ってみます。

PostgreSQL 11はAuroraとRDSで同じライフサイクルです。標準サポートの終了を2024年2月末に迎えたあと、延長サポートになります。 ただし、延長サポートの費用が発生するのは2024年4月以降です。

少し余裕があるのが、本コラムの執筆時点では、Aurora MySQL2です。サポートの期限は2024年10月末で、延長サポートの課金が発生するのが20204年12月1日です。

Amazon RDS for MySQで5.7で延長サポートにかかる料金

延長サポートの費用はvCPU数とサポートの年数で決まります。1年目と2年目は同じ金額ですが、3年目に高額になるので注意が必要です。

アジアパシフィック (東京) リージョンでみてみましょう。1 年目と 2 年目の料金はvCPUあたり0.120USDですが、3年目には0.240USDと倍の料金になります。3年目になるのと価格も上がってきますね。

今日は、初めて発表されたRDS for MySQL5.7の延長サポートのマイナーリリースについてお伝えしました。もし、まだアップデートされていない方は、ぜひRDS for MySQL8.0へのアップデートの確認をしてみてはいかがでしょうか。