こんにちは、小寺です。
Amazon QuickSightでSPICEの自動購入のAPIがサポートされました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/05/amazon-quicksight-spice-capacity-auto-purchase-api/
アップデートの嬉しいこと
まず、昨年2023年11月のアップデートでAmazon QuickSightでSPICE容量の自動購入がサポートされるようになっています。
上記のアップデート前までは、SPICE容量の手動購入が必要であり、容量をCloudWatchメトリクスで監視し、容量不足でQuickSightが意図した通りに動作しないことを防ぐために容量不足前に購入するオペレーションが必要でした。
自動購入の仕組みとしては、QuickSight側で必要な使用量が自動的に取得されるのでデータがシームレスに取り込まれます。
SPICE容量の自動購入を行うためには、QuickSightコンソールから「キャパシティを自動購入」 をオンにすればOKです。
そして、今回のアップデートでは、 SPICE容量の自動購入がマネジメントコンソールだけではなく、APIから対応できるようになりました。「UpdateSPICECapacityConfiguration」で設定を行います。「PurchaseMode」は「 MANUAL」か「 AUTO_PURCHASE」を選ぶことができます。
POST /accounts/AwsAccountId/spice-capacity-configuration HTTP/1.1
Content-type: application/json
{
"PurchaseMode": "string"
}
APIで一括して設定が行うことができるようになったのは便利で良いですね。 キャパシティの自動購入をオフにするには、上記の手順に従って、[キャパシティを自動購入] をオフに切り替えます。キャパシティの自動購入がオフになっている場合、アカウントの SPICE キャパシティを超える取り込みまたは更新は自動的に失敗します。
気を付けたいSPICEの容量開放
スパイスの自動購入機能により、データ容量不足の悩みからは解放されるのですが、データ領域の解放は、手動で行う必要があります。
今日はSPICEの自動購入APIについて、お伝えしました。
SunnyCloudでは、Amazon QuickSightの「サービスデリバリープログラム」認定を日本国内で初めて取得しました。(こちらの記事をご参照ください)
このサービスデリバリープログラムの認定は、株式会社アイディーエスが提供しているAWS導入支援サービスである「サニークラウド(Sunny Cloud)」において、AWSのデータ分析サービスである「Amazon QuickSight」の導入実績や技術力が評価されたもので、日本のAWSパートナーネットワーク(以下、APN)のコンサルティングパートナーとしては初めての認定取得です。
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