こんにちは、小寺です。
Amazon QがGAになったのを受けて、QuickSightでもAmazon Q in QuickSightとしてGAになりました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/04/amazon-q-quicksight/

QuickSightのエンタープライズエディションを利用されている方は以下のメールが届いているかと思います。
件名:重要なアカウントのアップデート: Amazon Q が QuickSight エンタープライズエディションに登場します | Important Account Update: Amazon Q is coming to QuickSight Enterprise Edition [AWS Account: XXXXXXXXXX] [リージョン]

ロール等も変更になっているのでGAになって変わる点、改めてAmazon in QuickSightについてお伝えします。

まずは、すべての Amazon QuickSight エンタープライズエディションアカウントでジェネレーティブ BI 機能が利用できるようになりました。 GA時点での利用可能なリージョンはバージニア北部、オレゴン、フランクフルトの3リージョンです。

何が変わる?ユーザ毎の月額利用料

今まで、Amazon QuickSightエンタープライズエディションを利用されている場合、変更前の価格が2025年5月1日まで適用されます。
2025年5月1日以降は、リーダー権限のユーザーが3USD/月額の固定料金に変更されます。
毎月最大の1ユーザー5USD使っている場合は、エンタープライズエディションのリーダーが安く利用できるようになりますね。メールの案内ではAWSサポートへの問い合わせが必要とのことだったので、早速サポートケースを起票してみました。バージニア北部、オレゴン、フランクフルト以外のリージョンは対象外なのかもしれないですね。。。回答が返ってきたら、情報をアップデートします。

変更前

・エンタープライズエディション作成者:24ドル/月額(固定)
・エンタープライズエディションリーダー: 1 ユーザーあたり月額 5 ドルまでの変動価格

変更後

作成者プロのロールとリーダプロのロールの2つが新規に追加されています。

・作成者・管理者プロロール:50ドル/月額(固定)
・リーダープロロール:20ドル/月額(固定)
・エンタープライズエディション作成者:24ドル/月額(固定)
・エンタープライズエディションリーダー:3ドル/月額(固定)

作成者プロとリーダープロのユーザーロールは、任意のタイミングでアカウントに追加することができます。

QuickSightのサブスクリプションの管理について

QuickSightの管理から確認してみます。

以前は「サブスクリプションの管理」メニューがあったのですが、「価格を管理」へ変更されているようです。

ページ分割されたレポートは「購入計画」からオプトインすることができます。QuickSight アマゾンQのオプトインは価格を管理画面からはできなくなっていますね・・。

新しいロールについて

従来の権限管理では、 管理者・作成者・閲覧者の3つでした。今回ロールが新たに追加になっています。プロロールに変更した場合、 Amazon Q in QuickSight の機能が利用できる仕組みになっています。

 日本語だとリーダープロ、著者プロ、管理者プロの3つが追加され、合計6つが表示されています。

ロール画面から変更が可能です。確認メッセージが表示されます。

以上、Amazon Q in QuickSightがGAになって従来からの料金やロールの変更についてお伝えしました。