こんばんは、小寺です。待望のコスト削減機能が発表されました!ついつい削除を忘れがちパブリックIPv4アドレスが動的に削除、追加できるようになりました。追加よりもうれしいのは断然「削除」なはず!
アップデート内容
今まで、割り当てられたパブリックIPv4アドレスはEC2インスタンスが存在している間は削除できませんでした。本アップデートにより、パブリックIPv4不要になった場合には削除できるようになりました。メリットとしては、IPv4アドレスのコストの節約が可能です。
アップデートが発表される前は、EIPをアサインして、EC2に割り当てる必要があり、EC2インスタンス構築後にパブリックIPv4アドレスを明示的に削除する必要がありました。ついつい「削除」を忘れてしまいがちで、未割当のEIP課金が発生して気づくというパターンもあったかと思います。
このアップデートでは、コスト削減やEIPを利用しないというAWSのベストプラクティスに近づく内容ですね。
確認してみる
IPアドレスの動的な削除
(1)EIPをアタッチしたEC2インスタンスを作成しておきます。
(2)「アクション」→「ネットワーキング」→「IPアドレスの管理」を選びます。
(3)動的にIPアドレスが追加されている設定です。
(4)オフに変更して保存します。
(5)IPアドレスの更新の確認画面が表示されるので、「確認」をクリックします。
(6) 「IPアドレスを管理するリクエストが完了しました」メッセージが表示され、パブリックIPアドレスの削除が完了しました。
IPアドレスの動的な追加
(1)IPアドレスを削除したときと同様にIPアドレスの管理を確認します。
(2)「Auto-assign public IP」にチェックを入れて保存します。無事に 「IPアドレスを管理するリクエストが完了しました」メッセージが表示され、パブリックIPアドレスの追加が完了しました。
今日は、Public IPv4アドレスの動的な追加、削除の機能についてご紹介しました。
Security Hubのチェックでも重要度「高」となっている項目について、構築時に対応できるのは安心ですね。削除設定も簡単になっていますね。
[EC2.9] Amazon EC2 インスタンスは、パブリック IPv4 アドレスを未設定にすることをお勧めします