こんにちは、小寺です。
Amazon EC2 では、EBSスナップショットからAMIを作成するときや、AMI を他リージョンコピーするときに、Amazon マシンイメージ (AMI) にタグを付けることができるようになりました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/03/amazon-ec2-tagging-registering-copying-amis/

皆さんはコピー先のAMIにコピー元のAMIのタグを付与したいと思われたことありますか?DR環境等を構築する際に、日次で最新のAMIを東京リージョンから大阪リージョンに送るなどの対応が必要なこともあるのではないかと思います。そんなときに維持しておきたいのはタグ情報ですよね!?

アップデート内容

今まではEBSスナップショットから作成された AMI、または既存のAMIからコピーされたAMIのみにタグを付けることができました。

このアップデートのリンクで気になるのが「 Amazon EC2 now enables you to tag your Amazon Machine Images (AMIs) when you create an AMI from an EBS snapshot」と記載されていながらも、「 Prior to today, you could only tag AMIs created from EBS snapshots 」とも後半部分に記載があり、前からタグ付けはできていた?のではないかと思います。ここが違うよ!って方がいれば教えてくださいー。


コピーされたAMIのタグ付け機能のアップデートについては、「AMIコピー時にコピー先のAMIにコピー元のAMIのタグを付与するオプションが追加」の記事を参照くださいませ。

今回のアップデートでは、AMIの作成時にタグ付けするができるようになりました。
カスタムタグ付けスクリプトを作成したり管理する手間を省くことができるようになり、より簡単にEC2を管理することができますね。
タグ付けは、AWS CLI、SDK、またはコンソールを使用して追加できます。

ためしてみる

EC2のスナップショットからAMIを作成してみる

(1) すでに作成されているスナップショットからAMIを作成します。ここで設定しておくのは「Name」タグが「Test-TAG」です。

(2) プルダウンで「スナップショットからイメージを作成」を選びます。

(3)問題なくタグ付けができます。

AMIのコピーを試してみる

(1)「AMIをコピー」します。

(2) 設定画面の「タグ- オプション」で「イメージとスナップショットに対し一緒にタグを付けます」もしくは「イメージとスナップショットに対し個別にタグを付けます」が選べますね。

これで別リージョンコピーでも同一リージョンコピーでも同じタグがコピーして利用できるようになりました。