こんばんは、小寺です。
AWSサポートの「エンタープライズ On-Ramp」でセキュリティ改善メニューが追加になりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/12/aws-support-security-program-on-ramp-customers/
AWSサポートのエンタープライズ On-Rampって?
みなさん、AWSサポート活用されていますか。2021年10月から提供開始された一番新しい「エンタープライズ On-Ramp」について少し振り返ってみます。
「エンタープライズ On-Ramp」は、既存のビジネスサポートとエンタープライズサポートの間のメニューです。テクニカルアカウントマネージャーがアサインされるところは、エンタープライズサポートと同様ですが、専任ではないところと提供される内容に限りがあるところに差異があります。
料金は、5,500 USD または AWS 月額使用料の 10% のうち、高い方のいずれかが適用されます。
それぞれ、違いがある箇所をピックアップしてみました。
デベロッパー | ビジネス | Enterprise On-Ramp | エンタープライズ | |
ケースの重要度と応答時間* | 一般的なガイダンス: < 24 時間** システム障害: < 12 時間** | 一般的なガイダンス: < 24 時間 システム障害: < 12 時間 本番システムの障害: < 4 時間 本番システムのダウン: < 1 時間 | 一般的なガイダンス: < 24 時間 システム障害: < 12 時間 本番システムの障害: < 4 時間 本番システムのダウン: < 1 時間 ビジネスクリティカルなシステムのダウン: < 30 分 | 一般的なガイダンス: < 24 時間 システム障害: < 12 時間 本番システムの障害: < 4 時間 本番システムのダウン: < 1 時間 ビジネス/ミッションクリティカルなシステムのダウン: < 15 分 |
テクニカルアカウント管理 | N/A | N/A | あり | あり |
請求アシスタンス | N/A | N/A | 請求に関する問題がコンシェルジュへ確認可能 | コスト最適化、FinOps サポート、コスト分析、請求に関する質問が優先受付 |
アップデート内容
セキュリティ改善プログラム (SIP) の一般提供が発表されています。セキュリティに特化したもので、内部システムのチェックに加えて、AWS 環境を保護するためのベスト プラクティスを理解できるようになります。
AWS Well-Architected フレームワークの AWS セキュリティ設計原則に沿ったセキュリティ改善のアウトラインと改善に向けたプランが各個別のお客様向けに提供されるようになっています。セルフチェックだけでは不安という方も安心したサポートが受けられるようになっていますね。