こんにちは、小寺です。
新しくサポートされているデータソースとして2023年10月にStarburstが追加になりました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/10/amazon-quicksight-direct-connectivity-starburst/
QuickSightとサードパーティとの接続
Software as a Service (SaaS) アプリケーションのデータを分析、可視化することもQuickSightの特長として挙げられます。
実現するにはQuickSightのSaaS コネクタを使用して、Amazon QuickSight から直接データにアクセスします。SaaS コネクタでは、中間データストアに一切データをエクスポートすることなく、OAuth を使用してサードパーティーのアプリケーションソースにアクセスすることができます。
公式ドキュメント で紹介されているユースケースとしては、プロジェクト管理やチケット管理システムであるJIRAや統合ダッシュボードとしての Adobe Analytics です。
他にも様々なサードパーティーやSaaS製品との連携がデータセット作成時から可能なので活用していきたいですね。
Starburstとは
みなさん、Starburst使っていますか。私は使ったことはないのですが概要について調べたので簡単にまとめてみました。 Starburstのプラットフォームは、オープンソースの「Presto」プロジェクトをベースとしており、エンタープライズ対応ディストリビューションも提供しています。
オープン ソースの分散 SQL クエリ エンジンであるTrino (旧 PrestoSQL) を活用して既存のデータソースを単一のアクセスポイントにまとめることにより、高速アクセスを実現します。
エンタープライズ版では様々なクラウドとアクセスすることができます。
アクセス後は高速エンジンでの分析を行い、BIツールによるデータ可視化ができるというものです。
今サポートされているデータソースたち
このアップデートが発表されている今日時点で連携されているデータソースです。
Amazon Athena
Amazon Aurora
Amazon OpenSearch Service
Amazon Redshift
Amazon Redshift Spectrum
Amazon S3
Amazon S3 Analytics
Apache Spark 2.0 以降
AWS IoT Analytics
Spark 1.6 以降、バージョン 3.0 までの Databricks (E2 プラットフォームのみ)
Exasol 7.1.2 以降
MariaDB 10.0 以降
Microsoft SQL Server 2012 以降
MySQL 5.1 以降
Oracle 12c 以降
PostgreSQL 9.3.1 以降
Presto 0.167 以降
Snowflake
Teradata 14.0 以降
Timestream
今回のアップデートを試してみる
(1) Starburst側の準備として、フリーのStarburst Galaxyのクラスターを準備します。アカウントを持っていないので作成からです。
(2)無償提供されているサンプルクラスターからQuickSightへ接続してみます。
(3) 左側のPartner Connectから「QuickSight」を選びます。
(4) 接続してみます。ここでの情報は後で利用するのでメモしておきましょう。
(5) AWSのマネージドコンソールにログインして、Starburstをソース元として選びます。
(6) 接続情報を入力します。先ほどStarburstで作ったsampleカタログを使います。
(7) スキーマ選択の画面へ遷移します。
(8) 「burstbank」を選んで、テーブルは「customer」にして、ビジュアルを作ってみました。
SunnyCloudでは、Amazon QuickSightの「サービスデリバリープログラム」認定を日本国内で初めて取得しました。(こちらの記事をご参照ください)
このサービスデリバリープログラムの認定は、株式会社アイディーエスが提供しているAWS導入支援サービスである「サニークラウド(Sunny Cloud)」において、AWSのデータ分析サービスである「Amazon QuickSight」の導入実績や技術力が評価されたもので、日本のAWSパートナーネットワーク(以下、APN)のコンサルティングパートナーとしては初めての認定取得です。
ぜひ、データ分析に興味のある方はこちらまでお問い合わせください!