こんばんは、小寺です。
Amazon BedrockでAnthropicの最新モデルClaude 2.1が利用可能になりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/11/claude-2-1-foundation-model-anthropic-amazon-bedrock/

Claude2.1の特長

・入力できるトークン数が2倍に
Claude 2.1 は、200,000トークンのコンテキスト ウィンドウ (Claude 2.0 のコンテキストの 2 倍)で長文のドキュメントの高精度機能を提供します。
133,000ワード、約533ページもの長さの文書が処理できるようです。

・誤った回答の頻度が低減
事業計画の作成や複雑な契約の分析のために、要約、Q&A の実行、傾向の予測、複数の文書の比較対照が可能になります。法的文書、財務報告書、技術仕様書など、高い正確性が要求される長く複雑な文書の理解と要約に関しても大きく改善していて、精度の高さという意味では、誤った回答を生成することが50%と顕著に減少しています。
前のバージョンであるClaude 2.0と比較するとでハルシネーション、つまり事実とは異なる回答がかなり抑られました。信頼性が持てない場合は、回答の取り下げといったこともできるようです。不正解の回答率が30% 減少し文書が特定の主張を支持していると誤って結論付ける割合が 3 ~ 4 倍減少しました。

・APIを介した連携機能
Webブラウザや電卓アプリとの連携が可能になり、データベースを参照とした高精度な回答(RAG)ができるようになっています。
既存のアプリケーションやワークフローにシームレスに組み込むことができ、システム・プロンプトの導入と合わせてユーザーがクロードによりカスタマイズ性を持たせることができるようになりました。

対象リージョン

Amazon Bedrock の Anthropic の Claude 2.1 モデルは、米国東部 (バージニア北部) と米国西部 (オレゴン) の AWS リージョンで利用可能です。

Bedrockの中でもClaude 2の最新モデルが追加されるは嬉しいアップデートですね。東京や大阪リージョンでの利用できるようになる日が楽しみです。