こんにちは、小寺です。
昨日の基調講演で新サービスが発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/11/amazon-redshift-serverless-ai-driven-scaling-optimizations-preview/

どのようなサービスなのか簡単にご紹介します。

特長

AI技術を用いることで、データ量の変化、同時接続ユーザー数、クエリの複雑さなど、様々なワークロードの変化に応じて自動的にスケーリングをすることができます。
内部テストでは、手動でのチューニングと比較するとコスト パフォーマンスが最大で10倍向上するとのことです。

このAI機能をフル活用するには、リソースを継続的に調整し、実際のワークロードのニーズに基づいて容量を自動的かつプロアクティブな調整が必要です。さらにマテリアライズドビューや並べ替え順序、Amazon Redshiftの既存機能の強化も対応しています。

どんなときに役に立ちそう?

通常は 32 RPUを必要とするワークロードを実行しているケースを想定してみます。
より複雑なクエリを利用する場合、適切な基本容量がわからない可能性があります。基本容量をアップすると、フォーマンスは当然向上しますが、コストも高くなってしまいます。
本サービスのAIベースのスケーリングとリソースの最適化機能で、コストを最適化しながら、価格パフォーマンスの目標を満たすように RPU を自動的に調整することができます。自動最適化は、ワークロードのサイズに関係なく役立ちます。
特に有効なユースケースとしては、複雑なクエリが多数ある場合になりそうですね。

対応リージョン

2023年11月の発表時点では、以下のリージョンでプレビュー版の利用が可能です。
・US East (Ohio) (us-east-2)
・US East (N. Virginia) (us-east-1)
・US West (N. California) (us-west-1)
・Asia Pacific (Tokyo) (ap-northeast-1)
・Europe (Ireland) (eu-west-1)
・Europe (Stockholm) (eu-north-1)