こんにちは、小寺です。
Amazon QuickSightでGenerative BI機能が使えるようになりましたね。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/09/generative-bi-dashboard-authoring-capabilities-amazon-quicksight-preview/

AWS Summit New Yorkで本機能はAmazon Bedrokを組み込んだものとして紹介がありましたが、詳細なアップデートが出たのは今回初めてかと思います。

Generative BI (生成系 BI) の特長

QuickSight QとAmazon Bedrockにより利用可能になった新しいLLM機能により、Generative BI機能が提供されます。
大きな特長としては、データからのインサイトが見つけやすくなり、そのインサイトの共有がより簡単になりました。
「ストーリー」と呼ばれる新しい機能が実装されていて、ストーリーを使うことでGenerative BIを活用して、自然言語から説得力のあるビジュアルを作成し、カスタマイズ、共有することができます。

・QuickSight Q 搭載の新しいビジュアルオーサリング機能を使用して、数秒でビジュアルを作成
・自然言語を使用したビジュアルの微調整と書式設定
・特定の構文を知らない状態での自然言語を使用した計算の作成

Amazon QuickSightでGenerative BI機能を試してみる

まずはQを有効化しておく

(1) パブリックプレビューが有効になっているのは、バージニアリージョンかオレゴンリージョンです。
QuickSightを開始します。ここでは後で利用するので、Qも合わせて有効にします。

(2) 連絡先情報を入力します。

(3) Pagenated Reportも有効化します。

パブリックプレビュー機能も有効化しておく

(1) 今回はパブリックプレビュー機能を利用するため、予め有効にする必要があります。ヘッダーのメニューから「プレビューマネージャー」を選びます。

(2) プルダウンから選んでみたのですが、表示は「現在試すベータ機能はありません。」が表示されました。

(3) Qのリージョンは初期にバージニア北部にしているので、有効なのは「米国東部(バージニア北部)になっています。

(4) 再度、Qのリージョン管理を保存して、プレビューマネジャーを再度クリックすると「生成系BIエクスペリエンスを生成」が表示されるようになりました。スライドバーから有効にして「保存」をクリックします。

Qでトピックを生成する

続いて、Generative BI(プレビュー)機能を使うためにQでトピックを有効化します。

(1) 新規に「分析」から「トピック」を有効にします。分析画面の上部に表示される「Enable topic for analysis」をクリックします。

(2) topic nameを入力して「ENABLE TOPIC」をクリックします。

(3) しばらくは準備中のステータスが表示されます。

(4) 表示が「Ask Q to build a visual」に表示が変更されます。

Qから分析の作成を試してみる

本プレビューとなったGenerative BI 機能では、従来は開発者が行っていた分析や計算フィールドの作成を QuickSight Q に任せることが出来るようになりました。

今までのQuick Sight Qに質問すると、応答を得られることはありましたが分析等の作成までは対応していませんでした。

(1) 「Ask Q to build a visual」をクリックします。Qから質問が確認できます。

(2) Qの質問を確認して「ADD TO ANALYSIS」に追加します。

(3) 分析を作成してくれます。編集して、タイトル等を変更してみました。

(4) さらに、 Generative BI では分析の作成を行ってくれますが、Qで作った分析をカスタマイズする機能もあります。「Build for me」をクリックします。

(5) どのように今の分析の内容を変更したいのか表示がされるので、内容を入力します。

(6) アップデートできないときは、以下のようにメッセージが表示されます。

(7) I’d like to change the visual format from this to another

こちらは無事にアップデートできました。

ストーリーを作成してみる

QuickSight のストーリーには、関連するダッシュボードのビジュアルに加えて、テキストベースの説明やデータの分析が組み込まれています。これには、新規顧客の獲得や顧客の離脱等、ビジネス上の意思決定となるデータ分析が可能です。

また、ストーリーを作成することや、変更も簡単にできます。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/announcing-generative-bi-capabilities-in-amazon-quicksight/より引用