こんばんは、小寺です。
AWS Thinkbox Deadline 10.3がGAになりました
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/08/aws-thinkbox-deadline-10-3/

AWS Thinkboxとは

AWS社が提供しているThinkboxツール製品です。2022年8月に製品が無償で利用できるようになりました。 無償化の目的としては、アーティストやスタジオに、より多くのアクセスと付加価値提供を目的としています。
もちろん、Deadlineも無償利用可能です。
以前までは2ライセンスまで無料→10ライセンスまで無料→今回完全に無料になった形です。

Thinkboxツールは以下で構成されています。
Deadline スタジオ:コンピュートリソースを最適化、レンダリングツール
Draft :シンプルなポストレンダリング・コンポジットタスク
Krakatoa:ボリュームメトリックパーティクル・レンダリングツールキット
XMesh:メッシュキャッシングソリューション
Frost :パーティクルから単一メッシュを生成
Stoke :パーティクルシミュレーションツール。

アップデート内容

DeadlineCommand アプリケーションプラグイン、サードパーティ統合のサポート更新、および Python 3.10 へのアップグレードがされて、GAになりました。
本アップデートにより、事前のDeadline設定や、Pythonのインストールは不要で、ネイティブ DeadlineCommand または Python スクリプトが実行できるようになりました。

新しいサードパーティ製品との統合では、Autodesk Maya 2024、Autodesk 3ds Max 2024、Maxon Cinema 4D 2023、Autodesk VRED 2023、および Adob​​e After Effects 2023 が含まれます。また、UE Movie Render Queue 内から Deadline レンダリングを統合および自動化する新しい Unreal Engine 5 (UE5) プラグインが導入されています。

確認してみる

マネジメントコンソールの検索BOXより「Nimble Studio」を選びます。

画面の一番下に表示がされる関連サービス「 AWS Thinkbox 」から「 AWS Thinkbox へ移動」をクリックします。

Thinibox製品から最新のDeadline 10.3をダウンロードします。

インストーラーをダウンロードして、「完了」をクリックします。

ダウンロードしたインストーラーをPCで実行してみます。 MongoDBを選ぶのですが、

MongoDBの接続用の情報を入れ、Deadline Repositoryのインストールを続行します。

続いてDeadline Clientのインストールを行います。

Deadline Workerが起動するようになりました。

Deadline 10.3 は、2023 年の VFX プラットフォームの推奨事項を満たすために、すべてのアプリケーションとプラグインのデフォルトとして Python 3.10がセットされています。