こんにちは。小寺です。Amazon EC2のM7aインスタンスがプレビュー版で提供されました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/06/amazon-ec2-m7a-instances-preview/

アップデート情報

アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ市で開催された「Data Center and AI Technology Premiere」でAMDからデータセンター半導体の新プロダクトの発表がありました。
背景として、2018年に最初のAMDベースのEC2インスタンスが導入されています。
日本時間6月14日の発表では、新しい第4世代EPYCベースのEC2インスタンスとして、M7aの導入について発表がありました。AWSがこれまで提供してきた、M6aという第3世代EPYCベースのEC2インスタンスと比較して50%性能が向上しているとのこと。
AWSが第4世代EPYCベースのEC2インスタンス「M7a」のプレビュー提供の開始も合わせて発表されました。

M7aの特長について

M7a インスタンスは、SPECint ベンチマークに基づいて、Amazon EC2 汎用ファミリー内で最高の x86 パフォーマンスと価格パフォーマンスがでます。
AVX3-512、VNNI、BFloat16 をサポートし、Double Data Rate 5 (DDR5) メモリを持っています。DDR4 メモリと比較して 50% 高いメモリ帯域幅が提供され、メモリ内のデータへの高速アクセスを実現します。

M7a インスタンスは、AVX3-512、VNNI、BFloat16 などの新機能を提供し、畳み込みニューラル ネットワーク ベース(※1)のアルゴリズム、財務分析、ビデオ エンコーディングなど、より多くのワークロード

※畳み込みニューラル ネットワーク
畳み込みニューラルネットワーク (Convolutional Neural Networks; CNN) (以降CNN)は,主に画像認識に利用されるニューラルネットワークの一種です。
畳み込みニューラルネットワークというくらいなので、画像を畳み込むというのが基本構造となっています。

AWS Nitro System は、従来の仮想化機能の多くを専用のハードウェアとソフトウェアにオフロードするビルディング ブロックの豊富なコレクションであり、仮想化のオーバーヘッドを削減しながら、パフォーマンス、可用性、セキュリティ面をを担保します。

まとめ

新インスタンスM7aについて、簡単にご紹介しました。