なさん、こんにちは。小寺です。
新サービスAWS User NotificationsがGAになりました。サービス名からして通知系ですよね。
どんなサービスかご紹介したいと思います。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/05/aws-user-notifications-available/

AWS User Notificationsとは？

AWS User Notificationsとは、AWS マネジメント コンソールでAWSの通知を集約してくれるサービスです。
Amazon CloudWatch アラーム、AWSサポートケースの更新、他のサービスからの通知も含まれます。本サービスを使って、通知用のチャネルを作ることができます。
通知の仕組みとしては、Amazon EventBridgeが使われており、AWS サービスからのイベントに関する通知を AWS マネジメント コンソール通知センターと選択した配信チャネルに送信します。

試してみる

AWS User NotificationsでGuardDutyの通知を試してみました。

(1)AWS User Notifications のマネジメントコンソール画面へアクセスし、「通知設定」をクリックします。

(2)通知ハブの選択画面に遷移します。通知ハブとしては、この検証では「東京リージョン」を選びました。
「保存して続行する」をクリックします。

(3)通知設定を作成から名前と説明を入力します。

(4)イベントルールを作成します。
サービス名を「GuardDuty」、イベントタイプ「GuardDuty Finding」、リージョンは「東京リージョン」を選びます。
※ここでは複数のイベントルールが設定できるようです。

(5)集約設定では、通知の受信頻度が定義できます。
デフォルトでは「イベントを組み合わせて通知の数を減らす」が推奨とされています。

(6)配信チャネルはオプション設定となっていますが、Eメール、AWS Chatbot、AWSコンソールモバイルアプリが選べます。

(7)無事に通知設定が作成されました。

(8) 通知先をメールにしたので、メールの検証を行えば、アクティブになります。

(9)通知テストとして、GuardDutyのサンプルイベントを実行してみます。
メール通知を受けることができました。なかなか見やすい形式ですよね。

(10)通知センター側にも通知が来ていることを確認できました。

料金

Priceのメニューがないんですよね。

恐らく元サービスに課金がされるんではないか？と思いますが、要確認です。

対応リージョン

以下の27リージョンに対応しています。
・US East (Ohio)
・US East (N. Virginia)
・US West (N. California)
・US West (Oregon)
・Asia Pacific (Mumbai)
・Asia Pacific (Osaka)
・Asia Pacific (Seoul)
・Asia Pacific (Singapore)
・Asia Pacific (Sydney)
・Asia Pacific (Tokyo)
・Canada (Central)
・Europe (Frankfurt)
・Europe (Ireland)
・Europe (London)
・Europe (Paris)
・Europe (Stockholm)
・South America (São Paulo)
また、オプトインが必要なリージョンで対応しているリージョンは次の通りです。
・Africa (Cape Town)
・Asia Pacific (Hong Kong)
・Asia Pacific (Hyderabad)
・Asia Pacific (Jakarta)
・Asia Pacific (Melbourne)
・Europe (Milan)
・Europe (Spain)
・Europe (Zurich)
・Middle East (Bahrain)
・Middle East (UAE)

まとめ

AWS User Notificationsの新サービスがリリースされました。今回試したのはEメール通知だけでしたが、他の通知方法やサービスと統合して通知の一本化を図ってみたいと思います。