みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
re:Invent 2022でもAmazon AppFlowのコネクタ追加が発表されましたが、更に10種類が追加になっています。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/01/amazon-appflow-new-connectors/
そもそもAmazon AppFlowとは
Amazon AppFlow使ってますか?そもそもどのようなサービスなのか簡単に解説します!
Amazon AppFlow は、Salesforce、SAP、Google Analytics、Facebook 広告、ServiceNow などの Software as a Service (SaaS) アプリケーションと、Amazon Simple Storage Service (S3) や Amazon Redshift などの AWS のサービスとの間で、データを安全に転送および変換できるフルマネージド統合サービスです。
AppFlowを使うと、データフローを数分でセットアップすることができ、エラーログの記録や、ネットワーク接続の再試行などの機能が、デフォルトで備わっているため、コーディングや、管理などが不要です。また、データは標準でKMSで暗号化されておりAmazon PrivateLinkと連携することもできるので高いセキュリティが維持できます。
また大容量のデータであったとしてもスケーラブルな機能があるので、データを分割することなく移行することができます。
re:Inventで追加されたデータコネクタたち
Amazon AppFlowにおいて新たに22種類のデータコネクタが発表されていました。50を超えるアプリケーションへのデータ接続をサポートするようになりました。
AWSのサービスと統合し、データを安全に転送可能にでき、機械学習向けのデータプレパレーションを実行可能にするAmazon SageMaker Data Wranglerを、Amazon AppFlowと統合し、40以上のサードパーティアプリケーションが機械学習 (ML) 用のデータソースとして利用できるようになっています。
SageMaker Data WranglerでAmazon S3、Amazon Athena、Amazon Redshift、Snowflake、Databricks、Salesforce Customer Data Platform といった定評のある各種データソースのデータのインポートができます。re:Inventでは、40 種類を超えるサードパーティアプリケーションデータソース (Salesforce Marketing、SAP、Google Analytics、LinkedIn など) から Amazon AppFlowとの連携で簡単にデータ集約ができるようになったことも合わせて発表されていましたね。
話を戻して以下が、昨年のre:Inventで発表になっているデータコネクタです。
・マーケティング: Facebook 広告、Google 広告、Instagram 広告、LinkedIn 広告
・カスタマサービス:MailChimp、SendGrid、Zendesk Sell、Freshdesk、Okta、Typeformなど
・ビジネスオペレーション: Microsoft Teams、Zoom、Meetings、Stripe、QuickBooks Online、Jira Cloud、GitHub等
更新された Amazon Redshift コネクタを使用すると、プライベートサブネットにある Redshift クラスター、または Redshift Serverless に接続できます。
さらに、Amazon CloudWatch メトリクスを使用してフローの実行メトリクスを表示できるようになりました。
今回追加された新しいコネクタ10種類
以下が今回のアップデートで追加されています。
1)Asana(送信元)
2)Delighted(送信元)
3)Google Calendar(送信元)
4)Intercom(送信元)
5)JDBC(送信元/送信先)
6)PayPal(送信元)
7)Pendo(送信元)
8)SmartSheet(送信元)
9)Snapchat Ads(送信元)
10)WooCommerce(送信元)
ほとんどが送信元になっていますが、唯一JDBCは送信先としての設定も可能です。