みなさん、こんにちは。QuickSight担当のhiroです。
前回に引き続きQuickSightのアップデートをお届けします。
今回は、ピボットテーブルの機能の改善について、お伝えします。
Amazon QuickSightとは
Amazon QuickSight は、クラウド規模のビジネスインテリジェンス (BI) サービスで、サーバーやインフラを使わずに簡単にインサイトを作成して提供することができるサービスです。
QuickSightの特徴としては、以下が挙げられます。簡単にこちらにもまとめています。
・SPICE と呼ばれるインメモリエンジンにより読み込みがスピード
・ライセンスの前払いコストが不要で、総保有コスト (TCO) を抑えられる。読み取り権限なら月額5USD
・アプリケーションのインストールが不要
・さまざまなデータを 1 つの分析に結合します。
・分析をダッシュボードとして公開し共有でき、他のサイトに簡単に埋め込みできます。
・ダッシュボードで提供する機能を制御できます。
・データベースの詳細なアクセス許可を管理する必要がなく、ダッシュボードを見る人は管理者によって付与されたアクセス権のあるものだけを見ることができます
今回のアップデート
QuickSightはビジュアルの改善アップデートが多く発表されていますが、今回はピボットテーブルが大幅に改善されています。
データ量が増えるに伴い、利用者からの拡張の要望に対応をしたアップデートとのことです。
折れ線グラフのデータポイントの増加に対応するのと同時に、ピボットテーブルのフィールドの上限が増えています。
値(バリュー)におけるフィールド(列)数が20から40に、あわせて行・列も今までは合計20から合計40まで設定可能になりました。また、このアップデートに伴いピボットテーブル描画に必要な分だけデータをフェッチする改善も行われており、より高速な描画ができるようになりました。
例えば、行に30のフィールドがある場合、列に10のフィールドを追加することができます。
※フィールドウェルの上限値の制限に達するとすぐに、そのフィールドウェルで制限に達したことを示す、エラーメッセージが表示されます。
以下がピボットテーブルの制限です。
・最大 500,000 レコードのピボットテーブルが作成可
・行フィールド値と列フィールド値の任意の組み合わせを追加して、最大 0まで追加できる
・ピボットテーブル計算は、集計されていない値に対してのみ作成できます。たとえば、メジャーの合計である計算フィールドを作成する場合、それにピボット テーブル計算を追加することはできない
・カスタム メトリックで並べ替えている場合は、カスタム メトリックの並べ替えを削除するまで、表計算は追加できない
・表計算を使用してカスタムメトリックを追加した場合、カスタムメトリックで並べ替えることはできない
・合計と小計は、個別にカウントされ、集計されたメトリックの表計算では空白が表示
SunnyCloudでは、Amazon QuickSightの「サービスデリバリープログラム」認定を日本国内で初めて取得しました。(こちらの記事をご参照ください)
このサービスデリバリープログラムの認定は、株式会社アイディーエスが提供しているAWS導入支援サービスである「サニークラウド(Sunny Cloud)」において、AWSのデータ分析サービスである「Amazon QuickSight」の導入実績や技術力が評価されたもので、日本のAWSパートナーネットワーク(以下、APN)のコンサルティングパートナーとしては初めての認定取得です。
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