みなさん、こんばんは。サニービュー事業部の小寺です。
AWSリソースグループでライフサイクルイベントの発行ができるようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/01/aws-resource-groups-emits-lifecycle-events/
そもそもAWSリソースグループって?
AWSリソースグループ使われていますか?初めて耳にされた方もいらっしゃるかもしれないので、簡単にどのようなサービスかお伝えします。
AWSリソースグループとは、多数のリソース上のタスクを一度に管理および自動化できるサービスです。リソースに対して実行できるタスクは、使っているAWS サービスにより異なります。
コンソールからアクセスする場合は、サービスの検索から[Resource Groups & Tag Editor] (Resource Groups とタグエディタ) で検索します。
※ 余談ですが[Resource Groups & Tag Editor] のアイコンがオフィシャルのアイコン集から見つけることができず・・「Management & Governance」のサービスなはずなのですが・・そんな訳でEventBridgeのアイコンを使っています。
または、AWS CLIコマンドまたは AWS SDKからは「Resource Groups API」を使います。
アップデート内容
リソースがグループに追加または削除されたとき、また、リソースグループが作成、更新、削除されたときにライフサイクルイベントを発行する機能が追加になりました。
本アップデートの機能によりイベントをAWS Systems Manager や Amazon CloudWatchなどの他サービスと連携させることで、ソフトウェアパッケージのインストール、バックアップの作成、Amazon Elastic Block Store のスナップショットの作成など、一般的な運用タスクの自動化をすることができます。
また、このアップデートにより、AWSリソースグループがEvent Bridgeと統合されるようになりました。統合によって、AWS Lambda、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)、Amazon Kinesis など、35 以上の AWS サービスと連携できます。
試してみる
(1)AWSリソースグループの「リソース」から「設定」を選びます。
(2)デフォルトでは「通知はオフになっています」が表示されているので、「オン」に変更します。
AWSは現在グループライフサイクルイベントをオンにしています。これには約 5~10 分かかる旨、メッセージが表示されました。
(3)5分後くらいにはロールが作成されて、有効化が完了しています。
(4)EventBridgeに移動して、イベント作成をしてみます。
(5)イベントパターンとしては、AWSのサービスとして「Resource Groups」、イベントタイプは「全てのイベント」にしています。
(6)ターゲットとしては、SNSからSlack通知するようにしました。
(7)テストとして、リソースグループに変更をかけてみました。
(8)問題なく、指定したSlackチャンネルに通知がきています。
費用とリージョン
このアップデートは、追加費用なしで利用でき、すべての商用リージョンで利用ができます。