みなさん、こんにちは。QuickSight担当のhiroです。
先日開催されたAWSのカンファレンスイベント、re:Invent 2022にてAmazon QuickSightの新機能、Paginated Reportsが発表されました。 一言でいうと、ダッシュボードをレポート形式で配信できる素晴らしい機能です。
アップデート内容
Paginated Reports(ページ分割されたレポート)には、BIツールを見る人が簡単に内容を把握できるように、高度にフォーマットされたさまざまなインサイトが含まれており、横向きまたは縦向きで印刷できるようにデザインされています。ページ分割と呼ばれるのは、データが数十~数百ページに及ぶことが多いからです。
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Amazon QuickSight Paginated Reports機能によりインタラクティブダッシュボードの作成や参照に使用しているのと同じ QuickSight インターフェイスを使用して、ページ分割レポートが作れるようになり、ページ単位で作成したダッシュボードやレポートをA4形式やPDFなどといった任意の形でユーザーと共有できるようになりました。
AWSによると、意外と大変なアップデートのようです。。
ページ分割レポートの生成は簡単な作業のように思えるかもしれませんが、最新のビジネスインテリジェンスツールにこの機能がないことが主な理由で、ページ分割レポートの生成はレガシーデータウェアハウスとレガシービジネスインテリジェンスツールに大きく依存しています。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-create-and-share-operational-reports-at-scale-with-amazon-quicksight-paginated-reports/
Paginated Reports(分割されたレポート)を試してみる
(1)まずは「QuickSight管理」をクリックします。
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(2)左ペインの「お客様のサブスクリプション」より「ページ分割されたレポートを取得」をクリックします。
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(3)月額プランか年間プランを選ぶことができます。確定したらサブスクリプションを追加ボタンを押します。
要注意なのは、追加ボタンを押した瞬間から開始日に基づいて日割り計算された料金が発生します。
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(4)早速レポートを作成してみましょう。データセットを選び、「分析で使用」をクリックします。
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(5)先ほどサブスクリプションから「ページ分割されたレポートを取得」を有効にしているので、ここでは「インタラクティブシート」か「ページ分割されたサポート」の2つが表示されます。
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(6)もちろん「ページ分割されたレポート」を選び、「用紙サイズ」を確認していましょう。 ここで、初めてB4、B5は日本だけだと知りました・・・。色々なサイズが選べるのが嬉しいですよね。
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(7)Paginated Reportsはデフォルトでヘッダー、セクション、フッターから構成されています。この中にテキストやビジュアルを配置します。
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(8)ビジュアルができると、ダッシュボードとして公開して配信してみます。
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(9) 「スケジュールを追加」か「PDFを生成」のどちらかを選ぶことができます。まずは「PDFの生成」を選んでみました。
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(10)その次に「スケジュールを追加」を選び、PDFの送付予約をします。
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(11) 時間通りにレポートを受領できました。
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SunnyCloudでは、Amazon QuickSightの「サービスデリバリープログラム」認定を日本国内で初めて取得しました。(こちらの記事をご参照ください)
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このサービスデリバリープログラムの認定は、株式会社アイディーエスが提供しているAWS導入支援サービスである「サニークラウド(Sunny Cloud)」において、AWSのデータ分析サービスである「Amazon QuickSight」の導入実績や技術力が評価されたもので、日本のAWSパートナーネットワーク(以下、APN)のコンサルティングパートナーとしては初めての認定取得です。
ぜひ、データ分析に興味のある方はこちらまでお問い合わせください!