みなさん、こんばんは。サニービュー事業部の小寺です。
今日の当社のre:Capイベントでもご紹介させていただいたのですが、EFSでライフサイクル管理ポリシーに1日が選べるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/11/elastic-file-system-1-day-lifecycle-management-policy-reduce-costs-cold-data-sets/

アップデート内容

Amazon Elastic File System(以下、EFS)を使うときのライフサイクル管理ポリシーで1日が設定できるようになりました。
ライフサイクル管理ポリシーとは、とてもシンプルな言い方をすれば、標準的なEFSタイプから、IA(低頻度アクセス)へ最近アクセスがないファイルを自動的に移動させるポリシーです。
Amazon EFS のライフサイクル管理では、ファイルシステムの費用対効果の高いファイルストレージを自動的に管理します。
ライフサイクル管理を有効にすると、ファイルシステムに応じて、設定された期間アクセスされなかったファイルは、EFS スタンダード-低頻度アクセス(標準-IA)または 1 ゾーン-低頻度アクセス(1 ゾーン-IA)ストレージクラスに移行されます。
今までは、7、14、30、60、または 90 日しか設定できなかったのですが、本アップデートで1日が選べるようになりました。

アップデートのメリットは?

へー、1日で移動しちゃって大丈夫?何かメリットあるの?って思った方もいるかもしれませんが、一番のメリットはずばりコスト削減です。

IAとスタンダードとのコストの違いがメリットとなります。低頻度アクセスストレージの場合、標準と比較すると単純に1/10以下のコストで利用できます。特に、日次で大量のデータを取り込んで、使い終わった後もデータを長期間保持するアプリケーションでは、メリットがありますよね。

確認してみた

(1)確認のため、1ゾーンでEFSを作成してみました。デフォルトでのライフサイクル管理ポリシーは30日となっています。

(2)ファイルシステムの編集から「最後のアクセスから1日」が表示されるようになっています。

まとめ

Amazon Elastic File System (Amazon EFS) で、1 日有効のライフサイクル管理ポリシーがサポートされるようになりました。日次でデータ取り込みなどされている方はぜひ、設定してみるとコスト削減できるアップデートかと思います。