みなさん、こんにちは。QuickSight担当のhiroです。
先月、Amazon QuickSight でローリング日付機能が利用可能になったので、ご紹介します。
今回のアップデート
作成者向けにローリング日付機能が追加されました。ローリング日付??とは一体なんぞや、ということですが、 QuickSightを日本語表示で利用していると「相対日付」と表示されています。(たまに「ローリング」という表示がされるときもあり・・・)
日時範囲フィルターと日時パラメーターの両方でルール設定を行うことにより、当日や前日、または(当/前/翌) (年/四半期/月/週/日) の (開始時/終了時) という組み合わせなどの形で日付を自動的に取得できるようになりました!
分析を作っていると、日時系データでは範囲でのフィルタをかけたくなることが多いですよね。今までも、QuickSightでは相対日付として、指定が固定値で設定をすることはできました。ただ、日付の期間が固定になっていました。
今日を含める過去7日、30日、90日のような指定を行えず、今回のアップデートである程度の対応が可能になったのでは?と期待がもてます。
ローリング日付機能を試してみた
日時範囲フィルターでは、開始日と終了日でそれぞれ相対日付を設定できます。
この相対機能で「今年の始まりから、先週末まで」のような設定ができるようになっています。
まずは、フィルターから「日付と時刻の範囲」を選びます。
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時間詳細度は日、時間、分、秒の中から選ぶことができます。
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開始日と終了日で「相対日付」を設定することができます。
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「相対日付」をクリックしてみると 、本日、昨日、カスタム設定の3つが表示され、選ぶことができます。
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カスタムでは、フィルターの条件として(最初または最後)、範囲(これ/前/次へ)、期間(年/四半期/月/週/日)を組み合わせて、設定することができます。
例えば、昨年の1月1日を指定したい場合、以下のように「最初」、「前」、「年」を選ぶと、2021年1月1日を開始とすることが可能です。
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次に「最後」、「前」、「週」を選ぶと2022年7月16日が表示されました。(このコラムを執筆しているのが、7月21日なので、先週の終わりは16日です)。日曜日が週の始まりとなっているのが分かりますね。
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四半期は1月、4月、7月、10月の設定になっています。前四半期の開始を設定してみると、2022年4月1日が表示されました。
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また、フィルタータイプを「相対日付」にすれば、直近10年間のデータとして表示させることも可能です。
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利用リージョン
、QuickSight が提供されているすべてのリージョンで利用できます。
・米国東部 (オハイオ、バージニア北部)
・米国西部 (オレゴン)
・カナダ (中部)
・サンパウロ
・欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)
・アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)
・AWS GovCloud (米国西部)
Amazon QuickSight Standard Edition と Enterprise Edition の両方とも対応がされています。
まとめ
アップデートにより、フィルタタイプ「日付と時刻の範囲」で相対日付が使えるようになりました。今までは固定値でしか範囲指定ができなかったので、便利なアップデートだと思います!
SunnyCloudは スケーラブルでサーバーレス、組み込み可能なML(機械学習)ベースのBI(データ分析)サービスであるAmazon QuickSightに関して、日本国内初となるAWSサービスデリバリープログラム(以下:SDP)認定を受けております。
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