みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
Amazon RDSでスナップショットを同時にコピーしたいときに、1つの送信先リージョンあたり5つまでという制限がありましたが、AWS1アカウントで1つの送信先リージョンあたり20までスナップショットコピーができるようになりました。
そもそもAmazon RDSでのバックアップについて
まずはデフォルトで有効になっている自動バックアップ(日次)、手動バックアップ(任意)に分かれます。
⾃動バックアップの場合、日次で取得しているスナップショット(前回からの差分)と、 5分間隔でトランザクションログのバックアップをAmazon S3にアップロードして、取得しています。
DB インスタンスの復元可能な直近の時間を確認するには、AWS CLI の describe-db-instances コマンドを使用し、DB インスタンスの[LatestRestorableTime] フィールドに返される値を確認してみましょう。または、Amazon RDS コンソールから各 DB インスタンスの復元可能な直近の時間を確認することもできます。自動バックアップを選び、現在のリージョンのバックアップに表示される「最も遅い復元可能な時刻」がリストアできる最新の時間です。遅いと早いの言葉で頭が少し混乱しそうですよね・・。
スナップショットはどのくらい保持されるの?
スナップショットが削除されてしまうのは以下の場合です。
・保持期間の終了時。
・DBインスタンスの自動スナップショットを無効にした場合。
・DBインスタンスを削除した場合。
自動スナップショットをデフォルトの保持期間よりも長期間取っておきたい場合は、コピーを手動スナップショットとして作成すると、削除するまで保持されます
スナップショットのコピー
Amazon RDSからDBのスナップショットとDBクラスターのスナップショットをコピーできます。コピーはもちろん自動スナップショットも手動スナップショットも対応しています。
スナップショットをコピーすると、コピーされたスナップショットは手動スナップショットになります。スナップショットを取得した同一のAWSリージョン内、別のAWSリージョン、およびAWSアカウント間でスナップショットをコピーすることが可能です。
スナップショットのコピーの留意事項
以下がスナップショットのコピーをするときの留意事項です。
今までは、リージョン先の同時コピーは5個までというのも留意事項でしたが、今回のアップデートで上限値がアップしてより便利に使えるようになりました。
・中国 (北京) または 中国 (寧夏) リージョンとの間でスナップショットをコピーすることはできません。
・AWS GovCloud (米国東部) と AWS GovCloud (US-West) の間でスナップショットをコピーすることはできます。ただし、これらの AWS GovCloud (US) リージョンと商用 AWS リージョン の間でスナップショットをコピーすることはできません。
・コピー中のスナップショットが使用可能になる前に、元となっているスナップショットを削除すると、スナップショットはコピーされない場合があります。コピー中のスナップショットののステータスがAVAILABLE になったことを確認してから、コピー元のスナップショットを削除しましょう。
・同じDB インスタンスに対して複数のスナップショットコピーをリクエストすると、スナップショットコピーが内部的にキューに追加されます。後でリクエストされたコピーは、前に開始されたスナップショットコピーが完了するまでコピーが始まりません。
・関連する AWS リージョン およびデータのコピー量に応じて、リージョン間のスナップショットのコピーは完了するまでに長時間かかることがあります。場合によっては、特定のコピー元リージョンから多数のクロスリージョンスナップショットコピーのリクエストをするケースもあるかと思います。Amazon RDS は進行中のいくつかのコピーが完了するまで、そのコピー元リージョンからの新しいクロスリージョンコピーリクエストをキューに入れることがあります。コピーリクエストがキューに入っている間は、そのリクエストに関する進捗情報は表示されません。コピーが開始されると、進捗情報が表示されるようになります。
AWSをご利用いただくには、直接契約するより断然お得!
AWS利用料がすべて5%割引でご利用いただけます