みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
今日から4月ですね。当社にも新入社員が入社し、フレッシュさを感じています。
AWS Lambdaをお使いの方に、嬉しいアップデートがありました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/03/aws-lambda-configure-ephemeral-storage/
エフェメラルストレージって
AWS Lambda には、コード用に 512 MB の一時ファイルシステム (/tmp) が含まれています。これがエフェメラルストレージと呼ばれるものです。 Amazon Elastic File System (Amazon EFS) などの耐久性のあるストレージ向けではない一時的なストレージです。
他のサービスと比較してみましょう。
アップデートでうれしいこと
サーバレスコンピューティング基盤を提供するAWS Lambdaで、/tmp以下で利用できるローカルの一時ファイルシステムの容量が最大10,240MB (10GB) まで利用可能になりました。
これまでの利用可能なファイル容量は最大で512MBでした。
データを受け取って加工するような処理をAWS Lambdaで実現しようとする場合、これまでは処理するデータを一時ファイルシステムの512MB以内に収まるように工夫する必要がありました。
または Amazon EFSなど別のサービスをご利用いただく必要がありました。
この一時ファイル容量が最大で10GBになることで、より大規模なデータ処理をAWS Lambdaで行いやすくなりました。
特に、機械学習推論、財務計算、メディア処理などの大量のデータを扱うアプリケーションでは、大きなメリットがありますよね。
確認してみた
(1)AWS Lambda コンソールの 「一般設定」セクションにある 「設定」タブを選びます。エフェメラルストレージの設定がデフォルトで 512 MB になっていることが確認できます。
(2) 「編集」ボタンをクリックすると、「エフェメラルストレージ」が512MB~10240MBまで1MB単位で入力できるようになっています。
注意点
エフェメラルストレージの512MB以上の容量には追加料金が必要となります。
512 MB までは引き続き無料で利用することができ、呼び出し期間中に無料分の上限を超えて設定したストレージ容量に対して課金されます。
1GBあたり 0.000000037 ドル (約 0.0000037 円)かかるようです
※東京リージョンでの料金です。
正式な料金はこちらからご確認ください。
まとめ
AWS Lambdaはすでに、利用可能なコンテナイメージが最大10GBまで、割り当て可能なメモリが最大10GBまで拡張されています。
今回の一時ファイルシステムの最大容量が10GBにまで拡大したことで、より大規模な処理をAWS Lambdaで行えるようになりましたね。
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