みなさん、こんにちは。QuickSight担当のhiroです。

QuickSightで開発されている方には、嬉しいアップデートがありました。
インタラクティブなユーザーインターフェイスによるネイティブグループ管理をサポートするようにりました!
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/03/amazon-quicksight-groups-management-ui/

アップデートでうれしいこと

今まではQuickSightユーザをグループで管理しようとすると、CLIでしかグループの作成やユーザの所属などの対応をすることができませんでした。
このアップデートにより、QuickSightのUIでグループ管理ができるようになっています。
前提としては、Amazon QuickSight Enterprise Editionをお使いいただく必要があります。

Groups Management UI は、IAM 認証情報を介して QuickSight 管理コンソールページにアクセスできる管理者が利用できます。

QuickSightでのユーザ管理とは

QuickSightには管理者(Admin)、作成者(Author)、閲覧者(Reader)の3つの権限があります。

・Admin:BI環境全体の管理者
QuickSightユーザーの管理を行います。Author権限に加えて以下の権限があります。
・SPICE容量の管理や購入
・サブスクリプションの変更
・IAMを使ってQuickSightから他AWSサービスへのアクセス権限の制御

・Author:分析やダッシュボード編集者
Reader権限に加えて、以下の権限があります。
・データソースの作成、管理
・データセットの作成、管理
・分析、ダッシュボードの作成、管理

・Reader:ダッシュボードの閲覧者
ドリルダウン、フィルタ等のダッシュボードの閲覧ができます。

さらに、グループ機能を使えば、QuickSight内にグループを作成し、グループにユーザを所属させることもできます。

グループの管理を試してみた

今回のアップデートのグループ管理を試してみました。
(1) QuickSightの管理画面を開き、「グループ管理」が表示されていることが確認できます!「グループ管理」をクリックします。

(2)検証用のアカウントでは、まだグループ作成をしていなかったので、以下のメッセージが表示されました。
「新しいグループ」をクリックします。

(3)新しいグループの作成画面から、「グループ名」、「グループの説明」を入力できます。
ここでは、testとしています。「作成」ボタンをクリックします。

(4)「ユーザーの追加」をクリックして、ユーザを追加します。

(5)ユーザーの追加が完了した旨、表示されました。

対象リージョン

以下のリージョンで本アップデート機能を使うことができます!
・米国東部 (バージニア)
・米国西部 (オレゴン)
・カナダ (中部)
・アジアパシフィック (ムンバイ)
・アジアパシフィック (ソウル)
・アジアパシフィック (シドニー)
・アジアパシフィック (東京)
・欧州 (フランクフルト)
・欧州 (アイルランド)
・欧州 (ロンドン)

まとめ

本アップデートにより、Amazon QuickSight Enterprise Editionを使っている場合、QuickSightのUIでグループ管理ができるようになった。

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