みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。

活用いただいていらっしゃる方も多いかと思いますが、AWSには無料利用枠があります。

今回のアップデートにより、Amazon RDSの無料利用枠でdb.t3.micro および AWS Graviton2 ベースの db.t4g.micro インスタンスが、全ての商用リージョンで利用できるようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/03/amazon-rds-free-tier-dbt3micro-graviton2-based-instances/

AWSの無料利用枠とは

AWSでは、無料利用枠が2010 年から提供されており、100 種類以上の豊富な AWS のサービスをご利用できます。 AWS 無料利用枠には3種類があり、無料の試用版を提供しているサービスもあれば、サインアップ後最初の 12 か月間無料で使用できるサービスもあります。また、サービスごとの上限を超えて常に無料のサービスもあります。

詳細なメリット及び注意事項について、まとめておりますので、過去記事を参照くださいませ→こちら

アップデートでうれしいこと

今までのRDSの無料利用枠の対象では、「db.t2.micro」インスタンスのみが対象でした。
ただし、「db.t2.micro」インスタンスが利用できないリージョンもありました。

なので、今回のアップデートでRDSを使い始めて、12カ月以内であれば、db.t3.microインスタンスおよびdb.t4g.microインスタンスを追加で使うことができるようになり、検証の選択肢が増えたことになります。

また、無料利用の対象になったdb.t3.microインスタンスおよびdb.t4g.microインスタンスは、最新世代のインスタンスです。そのため、CPUも2vCPUと1vCPUであるdb.t2.microと比較すると、良い性能環境を使うことができます。

RDSでの無料利用について

RDSの無料利用については、12ヵ月の無料利用枠となっており、インスタンス以外にも提供があります。

2022年3月29日時点では、まだ上記のdb.t3.microとdb.t4g.microは対象に追記がされていません。
https://aws.amazon.com/jp/free/

まず、対象となるDBエンジンは、MySQL、PostgreSQL、MariaDB、Oracle BYOL または SQL Serverです。
・750 時間/月の db.t2.micro、db.t3.micro、db.t4g.micro データベース使用 (適用可能な DB エンジン)
・20 GB の汎用 (SSD) データベースストレージ
・20 GB のデータベースバックアップおよび DB スナップショット用ストレージ

無料利用を確認してみる

(1)東京リージョンで、RDSを起動し、新規にデータベース作成をしてみます。
今回はDBエンジンタイプにMySQLを選んでみました。

(2)利用用途として、テンプレートから「無料利用枠」を選びます。

(3)DBインスタンスクラスから、db.t3.micro、db.tg4.microが選べることが確認できましたー!

まとめ

AWSの無料利用枠でRDSのインスタンスタイプとして、追加でdb.t3.micro および AWS Graviton2 ベースの db.t4g.micro インスタンスが全ての商用リージョンで利用ができるようになった。

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