みなさん、こんにちは。
AWSバックアップで失敗したときの通知設定にCloudWatchアラームを使用しようと思い設定を進めていましたが、メトリクス一覧に「NumberOfBackupJobsFailed」が見つかりませんでした。
どうやらデフォルトでは表示されない仕様のようです。
今回はこのメトリクスを使用できるようにする方法をまとめました。
方法1:バックアップをわざと失敗させる
テスト用EC2インスタンスを作成し、EC2インスタンスを終了させます。(停止ではなく終了です。)
終了したインスタンスをバックアップ対象に設定しバックアップ実行します。
※バックアップ設定方法は公式ページを参照ください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-backup/latest/devguide/creating-a-backup-plan.html
そうしますとバックアップステータスが失敗となります。
しばらく経ってからCloudWatchメトリクスを見に行きますと「NumberOfBackupJobsFailed」が一覧の中に表示されます。
※少なくとも30分経つと表示されるはずです。
確認のためCloudWatchサービスへアクセスします。
「アラームの状態」をクリックし、「アラームの作成」をクリックします。
「メトリクスの選択」から「バックアップ」をクリックします。
「バックアップボルト別リソースタイプメトリクス」をクリックします。
メトリクス一覧の中に「NumberOfBackupJobsFailed」が表示されているはずです。
※テストでオンデマンドバックアップジョブを実行し、わざとジョブを停止させても失敗ではなくユーザーによる停止となります。この場合はメトリクスでいうと「NumberOfBackupJobsAborted」となります。
方法2:メトリクス名を書き換える
CloudWatchサービスへアクセスします。
「アラームの状態」をクリックし、「アラームの作成」をクリックします。
「メトリクスの選択」から「バックアップ」をクリックします。
「バックアップボルト別リソースタイプメトリクス」をクリックします。
この「バックアップボルト別リソースタイプメトリクス」一覧の中に「NumberOfBackupJobsFailed」というメトリクス名が表示されていませんので、適当なメトリクスにチェックを入れて「メトリクスを選択」をクリックします。
「メトリクスと条件の指定」画面で「メトリクス名」を「NumberOfBackupJobsFailed」と書き換えます。
※参考までにテスト時の「メトリクスと条件の指定」画面の設定値は以下としています。
メトリクス名:NumberOfBackupJobsFailed
BackupVaultName:Default
ResourceType:EC2
統計:合計
期間:5分
条件:しきい値の種類:静的 値をしきい値として使用
NumberOfBackupJobsFailed が次の時…
アラーム条件を定義します。:以上>= しきい値
次の画面へ進み、「アラーム状態トリガー」を「アラーム」
「SNSトピック」を指定し「次へ」をクリックします。
最後に「アラーム名」を設定しアラームを作成後、テストでわざとバックアップを失敗させます。そうしますと通知が飛んでくるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。アラーム通知するための工夫をしたお話でした。
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