みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) は、MySQL および PostgreSQL データベース用の R5b データベース (DB) インスタンスのサポートを開始しました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/09/amazon-rds-r5b-mysql-postgresql-databases/

R5bインスタンスの特徴

Amazon RDS for MySQL および PostgreSQL のデータベースで利用可能な最新の x86 ベースのメモリー最適化 DB インスタンス (R5) と比較して、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) で最大 3 倍の I/O オペレーション/秒 (IOPS) と最大 3 倍の帯域幅をサポートします。R5b DB インスタンスは、IO を集中的に使用する DB ワークロードには最適です。

既存の Amazon RDS DB インスタンスを R5b にアップグレードしてみよう

Amazon RDS マネジメントコンソールの DB インスタンスの変更ページまたは AWS CLI から行うことができます。Amazon RDS R5bDB インスタンスは、MySQL バージョン 8.0.25 以上、PostgreSQL バージョン 12.5 以上でサポートされています。

1) インスタンスを選び、エンジンバージョンを12.5以上とします。

2) DBインスタンスクラスでは、「メモリ最適化クラス(rクラスとxクラスを含む)」を選びます。

3) 設定が完了後に「変更」をクリックして、今すぐ適用の反映がされる、またはメンテナンスウィンドウでの反映を選びます。

Amazon RDS for MySQLのサポート

MySQL 5.6 サポート終了のタイムラインは以下の通りです。
自動アップグレードについては、ユーザへの事前の通知はないので、早めにアップグレードの計画と検証を行いましょう。

・現在
Amazon RDS for MySQL 5.6 から 5.7、または 8.0 へのアップグレードをいつでも開始できます。
また MySQL 5.6 のスナップショットからの復元、MySQL 5.6 のリードレプリカの作成も行えます。

・2022年2月1日以降
AWS コンソール、CLI どちらからでも MySQL 5.6 の新規インスタンスは作成できなくなります。

・2022年3月1日以降
Amazon RDS for MySQL 5.6 から 5.7 への自動アップグレードが開始されます。MySQL 5.6 のスナップショットから復元したデータベースも自動的に MySQL 5.7 へアップグレードされます。

※アップグレードに伴い、利用者へのメールでの事前通知等はございませんので、ご注意ください。

Amazon RDS for PostgreSQLのサポート

PostgreSQL 9.6終了のタイムラインは以下の通りです。

・現在から2022年1月18日 00:00:01 UTC (2022年1月18日 09:00:01 JST) の間
いつでも Amazon RDS for PostgreSQL 9.6インスタンスを、PostgreSQL12以降のバージョンにアップグレードできます。

・2021年8月3日00:00:01 UTC (2021年8月3日 09:00:01 JST) 以降
AWS コンソールまたは AWS CLIよりPostgreSQLメジャーバージョン 9.6の新しい RDS インスタンスが作成できなくなります。

・2022年1月18日 00:00:01 UTC (2022年1月18日 09:00:01 JST) 以降 RDSはメンテナンスウィンドウ内でPostgreSQL9.6のデータベースをバージョン 12に自動的にアップグレードします。

・2022年2月22日 00:00:01 UTC (2022年2月22日 09:00:01 JST) 以降 RDSはメンテナンスウィンドウ中であるかどうか関係なく、 PostgreSQL 9.6 インスタンスをバージョン12に自動的にアップグレードします。

※アップグレードに伴い、利用者へのメールでの事前通知等はございませんので、ご注意ください。

R5b データベース (DB)対応リージョン

R5b DB インスタンスは、Amazon RDS for MySQL および PostgreSQL データベースで、以下のリージョンで利用可能となっています。
・AWS 米国東部 (バージニア北部、オハイオ)
・米国西部 (オレゴン)
・欧州 (フランクフルト)
・アジアパシフィック (シンガポール、東京)

料金

料金については、正式な料金ページを参考にしてください。

まとめ

R5bインスタンスがMySQLとPostgreSQLでサポートされました。

x86 ベースのメモリー最適化 DB インスタンス (R5) と比較して、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) で最大 3 倍の I/O オペレーション/秒 (IOPS) と最大 3 倍の帯域幅がサポートされています。 高いI/O性能が求めらるワークロードで利用できるができて便利ですね。

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