みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
AWS Snowconeが東京リージョンでも利用できるようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/08/aws-snowcone-aws-asia-pacific/
このアップデートにより、Snowconeの対応リージョンが増えています。
AWS Snowconeとは
AWS Snowconeは、昨年発表されたエッジコンピューティングおよびデータ転送デバイスの「Snow」ファミリー製品です。
ユーザーはインターネット接続ができない環境でも、AWS Snowconeを使ってデータの収集と処理を行い、AWSに転送することができます。
大きさはティッシュ箱サイズで重量は 4.5 ポンド(2.1kg) とコンパクトなうえ、データ暗号化や通信機能を備えています。
利用シーンとしては、「アウトドア撮影でのデータ保管とクラウドへのアップロード」(Flickr)や、「災害被災地域の人や、その資産を調査する実地演習でのエッジのセンサーハブ」(セキュリティ分析のNovetta)が紹介されています。
ネットワーク接続が断続的、あるいは全くない、また電源が確保できないような場所や遠隔環境の他、医療、運輸、物流、自動運転車など、ポータビリティーを必要とする分野での活用が想定されています。
他のAWS Snow ファミリーメンバーと比較すると
Snow ファミリーのデバイスは、AWS が所有および管理しており、AWS のセキュリティ、モニタリング、ストレージ管理、コンピューティング機能と統合されています。
他の Snow ファミリーデバイスとは異なり、Snowcone には、デバイスが正しい AWS 施設に自動的に送られます。
追跡を援助するように設計された E Ink 返送ラベルが使用されています。これには 2 個の CPU、4 GB のメモリ、有線またはワイヤレスアクセス、およびコードを使用した USB-C 電源またはオプションのバッテリも含まれ、EC2 インスタンスを起動し、AWS IoT Greengrass を使用するために十分な処理能力も備えています。
利用してみるには
Snow ファミリーのデバイスおよび車両は AWS社が所有して管理するため、新たにハードウェアに投資する必要はありません。
初期費用にデバイスごとの発送費をプラスして請求がされる仕組みになっています。
1) AWS Snow ファミリーコンソールで注文を行います。
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2) Step1としてジョブを計画します。
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3) Step2として配送先の住所を入力します。
住所を日本語で入力しないと、エラーになります。
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4) Step3として上部の詳細を入力します。
Step1でAmazon S3へのインポートを選んだ場合、S3バケットの選択(もしくは新規作成)が必要です。
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5) Step4で暗号化とロール設定を行います。
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6) Step5でジョブのステータスが変更されたときの通知先の設定を行います。
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7) オプションでAWS OpsHubのダウンロードを選ぶことができます。
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8) 最後に確認画面が表示されるので、問題ないか確認の上、作成を行います。
Snowconeの利用料金
すべてのリージョンで同じ料金で利用できます。
Amazon S3 PUT リクエストや AWS KMS リクエストの料金 (Amazon S3 バケットで KMS 暗号化が有効になっている場合) など、Amazon S3 バケットへのデータのインポートまたは Amazon S3 バケットからのデータのエクスポートによって発生する使用量には、標準の AWS のサービス料金が適用されます。
・ジョブ 1 件あたりのサービス料金 60 USD
・1 日あたりの料金 (最初の 5 日間を含む) 6 USD/日
・Amazon S3 へのデータ転送 (イン) 0.00 USD/GB
・Amazon S3 からのデータ転送 (アウト) (リージョンごとの料金) 0.03 USD/GB
対応リージョン
以下のリージョンで、Snowconeを注文することができます。
AWS Snowcone が利用できるリージョンの詳細については、AWS リージョンサービスリストの確認をお願いします。
・アジアパシフィック (シンガポール)
・アジアパシフィック (東京)
・カナダ (中部)
・アジアパシフィック (シドニー)
・欧州 (フランクフルト)
・欧州 (アイルランド)
・米国東部 (バージニア北部)
・米国西部 (オレゴン)
まとめ
8月のアップデートにより、AWS Snowconeが東京リージョンでも利用できるようになりました。社内でも活用していきたいと思います。
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