みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
今週は雨の日が多いですね。
今日はAWS Configのアグリゲーターの設定について、解説します。
みなさんは、AWS Config使っていますか?AWS Configとは、AWSのリソースの設定を記録して評価をしてくれるというとても便利なサービスです。一通り知っている前提でお話を進めます。
■アグリゲーターを使うと便利なこと
アグリゲータは、AWS Configで収集しているリソースや、Configルールのチェック結果を収集することができます。以下の3パターンで活用ができます。
1)複数のアカウントと複数のリージョン。
2)単一のアカウントと複数のリージョン。
3)AWS Organizations 内の組織と、AWS Config が有効になっている組織内のすべてのアカウント。
組織に所属していないAWSアカウントや、組織に所属していたとしても、特定のAWSアカウント(複数)に対して、一括管理ができるのは効率的ですね。
■アグリゲータを設定してみよう
今回は1) 複数のアカウントと複数のリージョンのパターンで設定してみました。
1) アグリゲータを追加する
データを収集するアカウント(以後、アグリゲータアカウント)でアグリゲータを追加します。
AWS Conigより「アグリゲータ」を選び、「アグリゲータを作成」をクリックします。
「アグリゲータを作成」画面で、まずは「AWS Config がソースアカウントからアグリゲータアカウントにデータをレプリケートすることを許可します。」にチェックを入れます。「アグリゲータ名」を入力します。
ソースアカウントは今回は「個々のアカウント ID を追加する」とし、コンソールに追加するAWSアカウントIDを入力しました。
リージョンは「ap-northeast-1」を選択し、「アグリゲータを作成」ボタンをクリックします。すぐにアグリゲータが作成されます。
2)アグリゲータアカウントにログを集約するため、S3バケットポリシーを追加
「AWSアカウントID」の列を追加します。
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Sid": "AWSConfigBucketPermissionsCheck", "Effect": "Allow", "Principal": { "Service": "config.amazonaws.com" }, "Action": "s3:GetBucketAcl", "Resource": "arn:aws:s3:::config-bucket-XXXXXXXXXXXX" }, { "Sid": "AWSConfigBucketDelivery", "Effect": "Allow", "Principal": { "Service": "config.amazonaws.com" }, "Action": "s3:PutObject", "Resource": [ "arn:aws:s3:::config-bucket-XXXXXXXXXXXX/AWSLogs/XXXXXXXXXXXX/Config/", "arn:aws:s3:::config-bucket-XXXXXXXXXXXX/AWSLogs/AWSアカウントID/Config/" ], "Condition": { "StringEquals": { "s3:x-amz-acl": "bucket-owner-full-control" } } } ] }
3) ソースアカウントを承認
今回はAWS Organizationsを利用せず、ソースアカウントが個別のアカウントであるため、 この手順が必要です。ソースアカウントがAWS Organizationsの場合は、不要です。
ソースアカウントとして、追加したAWSアカウントでConfigの承認を行います。まずは、マネジメントコンソールよりConfigサービスを選びます。
設定ではは、「配信方法」より「別のアカウントからバケットを選択」し、アグリゲータアカウントで設定済のS3を入力します。
「アグリゲータ」より「認証」をクリックします。
アカウントIDをチェックした状態で、「承認」をクリックし、確認画面が表示されるので、「Authorize」を入力し、「承認」をクリックします。
4) アグリゲータアカウントでの確認
まずは、S3バケットに書き込みができているかを確認しましょう。
アグリゲータのS3バケットで指定したAWSアカウントID配下に書き込み確認用のファイルが生成されていればOKです。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日はアグリゲータの設定について、お伝えしました。
実際のルールや運用方法は改めてアップします。
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