みなさん。こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
今日から3月ですね。
Amazon Relational Data Service(以下、RDS)で新しいマルチAZ配置用のイベントが追加されたので、お知らせします。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/02/amazon-rds-publishes-new-events-multi-az-deployments/
■RDSとは
まずは、簡単にRDSがどのようなサービスかをご説明します。
Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) を使用すると、クラウド上のリレーショナルデータベースのセットアップ、オペレーション、スケールが簡単になります。ハードウェアのプロビジョニング、データベースのセットアップ、パッチ適用、バックアップなどの時間がかかる管理タスクを自動化しながら、コスト効率とサイズ変更可能なキャパシティーを提供します。これにより、アプリケーションに集中することができ、必要とされる高速なパフォーマンス、高可用性、セキュリティ、互換性をアプリケーションに実装できるようになります。
https://aws.amazon.com/jp/rds/
RDSで利用できるデータベースエンジンは、以下の6つです。
・Amazon Aurora
・PostgreSQL
・MySQL
・MariaDB
・ORACLE
・SQL Server
AWS上で数クリックするだけで、リレーショナルデータベースが利用できます。
■マルチAZとシングルAZの違い
RDSを利用するにあたり、マルチAZとシングルAZがあります。
インスタンスの作成時にマルチAZ配置を選ぶと、プライマリ DB インスタンスが自動的に作成されると同時に、異なるアベイラビリティーゾーン (AZ) のスタンバイインスタンスにデータが複製されます。
AZ自体は、物理的に独立したインフラストラクチャです。
そのため、インフラストラクチャ障害が発生したときは、マルチAZの場合、自動的にフェールオーバーが行われます。
マルチAZ | シングルAZ |
複数のアベイラビリティゾーンに配置される、自動でフェイルオーバーが行われる。 | 1つのアベイラビリティゾーンに配置される、手動で復元する必要がある。 |
■今日お伝えしたアップデートのメリットは?
マルチAZ環境のAmazonRDSでコンピューティングリソース(インスタンスタイプなど)の変更やメンテナンス期間中の更新の適用などのアクションを理由とする、計画されたフェイルオーバーによる新しいイベントも確認ができるようになりました。
今までイベントログ上では確認できませんでしたが、本アップデートにより
マルチAZでフェイルオーバーしたときの理由がログに出力されるようになっています。
いかがでしたでしょうか。RDSのイベントログがより便利になりましたね。
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