Amazon Simple Notification Service (SNS) でAmazon Kinesis Data Firehose にメッセージを配信できるようになりました。
SNSではAmazon SQSやAWS Lambda、メールを指定してメッセージの配信ができますが、新しくAmazon Kinesis Data Firehoseを指定することができるようになりました。
さっそく、設定してみましょう。
■前提条件
今回のFirehoseの配信先はS3として、既存のS3バケットを利用します。
■Firehosse配信先ストリームの作成
(1)Amazon Kinesisから、Data Firehoseを選び「配信ストリームを作成」をクリックします。
(2)配信名は「sns message test」とします。
(3)全てデフォルト設定として、配信先として「Amazon S3」をチェックします。
(4)今回は事前にIAM Roleを作成していないので、Firehoseで新規作成をします。
(5)しばらく待つと、作成した「sns message test」がactiveになります。
■SNSトピックの作成
SNSから「トピックの作成」をクリックして、トピック名「Firehose-delivery-TEST」として作成します。
■サブスクリプションの作成
SNSから「サブスクリプションの作成」をクリックして、プロトコルは「Amazon Kinesis Data Firehose」を選びます。
「エンドポイント」には、先ほど作成した「sns message test」の内容を入力します。
「サブスクリプションロールのARN」には、SNSとKinesis Data Firehoseの2サービスにアクセス可能なIAMロールを作成し、ロールarnを入力します。
■メッセージを送ってみよう
トピックより「Firehose-delivery-TEST」を選び「メッセージの発行」をクリックします。メッセージ本文に送付したい内容を入力し、「メッセージの発行」をクリックします。
無事にS3へメッセージが配信されました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のアップデートにより、Kinesis Data FirehoseがSNSの配信先として指定できるようになりました。メッセージをデータレイク、データストア、分析サービスに送信できるようになっています。
主な送信先としてはAmazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Redshift、 Amazon Elasticsearch Service (Amazon ES)、HTTP エンドポイント、またDatadog、New Relic、 MongoDB、 Splunk などのサードパーティサービスプロバイダーです。
メッセージのデータ分析だけではなく、監査にも活用ができそうですね。
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