前回はリザーブドインスタンスについて、お伝えいたしました。リザーブドインスタンスの更新を忘れてしまい、予想よりもコストがかかってしまった、そんな経験はありますか?今回はとても便利な更新予約機能についてお伝えします!
更新予約機能ってどんな機能
「Renew Reserved Instances」はEC2のReserved Instanceが期限切れしたタイミングで自動的に更新分を購入してくれるという予約機能です。
どうやって使うの
EC2 ダッシュボードより「リザーブドインスタンス」を選択します。
一覧画面より、継続利用したい RI を選択したまま、画面上部の「アクション」ボタンをクリックします。実行可能なメニューの中に「リザーブドインスタンスの更新」がありますので、クリックします。
選択した利用中のRIの終了時刻と同じ日時に、同一条件での購入予約を行なったことになり、RI 一覧画面にステータスが「queued」として表示されます。あとは指定した日に更新が行われます。
更新機能を使うメリットとは
「期限切れ直後に購入が可能」というのが最大のメリットです。オンデマンドの稼働がない状態で、RIを継続して適用でき、EC2を利用することができます。
次回更新日が土日にあたってしまい、更新を土日に実行する必要が出てしまう更新作業が土日に当たった場合はしょうがなく1日前に購入するか、週明けの営業日に購入するということが必要でした。
この更新機能を使えば、無駄なく追加購入が可能です。ただし、今後も同じインスタンスタイプのRIを継続して使うかどうかは、確認が必要です。
予約する上での注意事項
「購入の予約」において前払い金などは不要です。そのため、支払いは実際に利用が開始されるタイミングで発生します。実際の購入は予約したStartの日時に行われますが、そのタイミングで「Limits(上限)」が確認されます。よって、もしQueuingしているRIが実際の更新タイミングでRIの購入数上限に抵触した場合、購入は失敗します。
あらかじめ、RIの上限緩和申請を行っておきましょう。