こんにちは。今さら感がありますが、re:Invent 2020を振り返っていきたいと思います。
AWS re:Invent 2020のサービスのアップデート内容をまとめました。プレビュー版については、(プレビュー)の記載にしています。
■Amazon EC2 Macインスタンスの提供
新たなEC2のインスタンス、Amazon EC2 Mac Instances が発表
ベアメタルインスタンスサイズ(mac1.metal)で利用可能で、macOS Mojave 10.14とmacOS Catalina 10.15をサポートします。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2020/11/announcing-amazon-ec2-mac-instances-for-macos/
■Amazon EC2 R5bインスタンスの提供
R5インスタンスと比べて最大3倍のEBSパフォーマンス
OracleDB、SQLサーバー、MySQLなどの大規模なデータベースやデータ分析向けに設計されています。
■Amazon EBS io2 Block Express(プレビュー)
新しいEBS Expressは今までの4倍の性能です。IOPS:最大256,000 IOPS、
スループット:最大4,000MB、容量:最大64TB
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/now-in-preview-larger-faster-io2-ebs-volumes-with-higher-throughput/
■小規模な場所向けのAWS Outposts
スペースや搭載要件が限られている場所でAWS Outpostsを実行できます。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/reinvent-2020-preannouncements-for-tuesday-december-1/
■Amazon ECS Anywhere
オンプレミスとAWSを横断してECSのインフラストラクチャを構築
オンプレミスでもECS APIと同様のインタフェースで操作が可能です。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/reinvent-2020-preannouncements-for-tuesday-december-1/
■Amazon EKS Anywhere
オンプレミスにEKSと同様に使えるKubernetes Clusterが構築可能に
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/reinvent-2020-preannouncements-for-tuesday-december-1/
■Amazon ECR Public
コンテナイメージを誰でもグローバルに検出及びダウンロードが可能に。
ECRがパブリックホストもサポートするようになりました。
https://aws.amazon.com/blogs/aws/amazon-ecr-public-a-new-public-container-registry/
■AWS Lambdaの課金が100msから1msに
関数の実行時間の課金単位が100msから1msに削減
特に実行時間が短いものでは、コスト削減効果が期待できます。
Lambdaの実行時間が28msの場合、70%のコスト抑制になると紹介がありました。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/new-for-aws-lambda-1ms-billing-granularity-adds-cost-savings/
■AWS Lambdaでコンテナイメージをサポート
最大10GBまでコンテナイメージとしてパッケージ化をして、Lambda関数としてデプロイ可能。1秒未満の自動スケーリングが可能で、高可用性を提供します。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-for-aws-lambda-container-image-support/
■AWS Proton
サーバーレスおよびコンテナベースのアプリケーションのインフラストラクチャプロビジョニングとコードデプロイメントの自動化と管理をサポートする新サービス。
一般的に使用されるCI/CDパイプラインおよびCodePipelineやCloudWatch等のツールと統合。
■AWS Gateway Load Balancer
新しいロードバランサーAWS Gateway Load Balancer(GWLB)。このリリースによりセキュリティ製品がシンプルに利用しやすくなりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/11/introducing-aws-gateway-load-balancer/
■AWS Network Firewall
VPC 向けのステートフルなマネージドネットワークファイアウォールのサービス。インターネットゲートウェイ、NAT ゲートウェイ、VPC、DirectConnect など VPC の境界でトラフィックをフィルタリングすることが可能に。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-network-firewall-new-managed-firewall-service-in-vpc/
■Babelfish for Aurora PostgreSQL
利用者が不要なSQL Serverライセンスの支払いを止めることを意図しており、
コードの変更を最小限にSQL ServerアプリケーションをAurora PostgreSQLで動作します。
■Amazon Aurora Serverless v2(プレビュー)
データベース容量を管理する必要がなく、大規模な要求の厳しいアプリケーションをサポート。ピーク時のプロビジョニング容量と比較して最大90%の節約が可能になります。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2020/12/introducing-the-next-version-of-amazon-aurora-serverless-in-preview/
■Amazon Redshift Data Sharing(プレビュー)
Redshiftクラスター間でセキュアに簡単にデータを共有可能
https://aws.amazon.com/jp/blogs/big-data/announcing-amazon-redshift-data-sharing-preview/
■RedshiftクロスAZクラスターリカバリー
Amazon Redshiftを再配置(relocation)を使用して、データの損失やアプリケーションの変更なしに、クラスターを別のアベイラビリティーゾーン(AZ)に移動できるように
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/redshift/latest/mgmt/managing-cluster-recovery.html
■AWS Glue DataBrew
分析や処理を開始する前にデータを成形したりサニタイズするための新しいビジュアルツール
https://aws.amazon.com/jp/glue/features/databrew/
■S3で強い書き込み後の読み取り一貫性の提供
すべてのS3 GET、PUT、LIST、およびオブジェクトタグ、ACL、またはメタデータを変更する操作の一貫性が向上しました。既存および新規のすべてのS3オブジェクトに適用され、すべてのリージョンで機能し、追加料金なしで利用可能
https://aws.amazon.com/s3/consistency/
https://aws.amazon.com/blogs/aws/amazon-s3-update-strong-read-after-write-consistency/
■S3のAWS PrivateLink
オンプレミスからAmazon S3に直接プライベート接続が可能に。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/new-vpc-endpoint-for-amazon-s3/
■Amazon HealthLake(プレビュー)
ペタバイト規模医療データの保存、変換、クエリ、分析を数分のうちに実施
https://aws.amazon.com/jp/healthlake/
■AWS CloudShell
マネジメントコンソールから使用できるブラウザベースのシェル。
AWSコンソールへのログイン時と同じ資格情報によりあらかじめ認証された状態で、インストール済みのAWS Command Line Interface (CLI)を使用して、Amazon Linux 2環境にログインして実行できます。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/12/introducing-aws-cloudshell/
■AWS Systems Manager Change Manager
AWSとオンプレミスのための変更管理。
オンプレも含めて運用上の変更を一元管理可能になりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2020/12/introducing-aws-systems-manager-change-manager/
■Amazon VPC Reachability Analyzer
VPCの2つのエンドポイントの通信到達性を確認。
誤った設定が原因で発生するネットワーク接続の問題の解決が簡単に。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-vpc-insights-analyzes-reachability-and-visibility-in-vpcs/
■Amazon Managed Service for Grafana, Prometheus, AWS Distro for OpenTelemetry(プレビュー)
オブザーバビリティ(可観測性)を提供するマネージドサービス。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/join-the-preview-amazon-managed-service-for-prometheus-amp/
■AWS Fault Injection Simulator
アプリケーションに対してクラウド障害のシミュレーションを行えるカオスエンジニアリングのマネージドサービス。
https://aws.amazon.com/jp/fis/
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