こんにちわ。プロフェッショナルサービス事業部の小松です。
ElastiCacheでValkeyをサポートする発表がありました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/10/amazon-elasticache-valkey/
Valkeyとは
Valkeyはこれまで利用されてきたRedisをフォークしたインメモリデータストアになります。
2024年3月にRedis開発元となるRedis社が、それまでオープンソースとして開発してきたRedis7.4のライセンス形態を、商用サービス提供を制限するライセンスに変更することを発表しました。
その結果、AWSやGCPなどのクラウドベンダがサービスとしてRedisをホスティング提供する際は無償で利用することができず、Redis社とのライセンス条件に合意する必要が生まれました。
このライセンス変更に伴い、RedisをフォークしたValkeyプロジェクトが立ち上がり、いくつかのクラウドベンダが採用することを発表していました。AWSではElasticacheやMemoryDBで採用することを事前にBlogで発表していましたが、このたび正式にサービスとしてサポートすることになったようです。
Elasticache for Valkey
実際にマネジメントコンソールで確認してみると、Valkeyキャッシュの項目が増えていました。
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これまでのものはRedis OSS キャッシュとして表示されていて、明確に別リソースとして管理されるものとなります。
現時点で、互換性に問題はありませんが、今後はValkeyが主流になっていくことが想定されますね!