みなさん、こんばんは。新人のRenです。 今日はまずAWSを使ってみようと思われている方、AWSを初めて使うときに、調べてみるAWSリージョン、アベイラビリティゾーンなどについて、お伝えします!

リージョンとは

AWS にはリージョンという概念が存在します。 リージョンとは、クラウドサービスで利用するデータセンターの所在地のことを指します。データセンターが集まって置かれているエリアというイメージです。2022年10月現在は、27のリージョンがローンチ済になっています。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/より引用

日本では、東京、大阪に存在します。リージョンはそれぞれ独立して運用されているため、一つのリージョンに不具合が生じても他のリージョンには影響が出ないようになっています(冗長構成がとられている)。基本的にWeb会議では、大きな遅延を発生させないために利用場所から物理的に一番近いリージョンに接続します。近くのリージョンが混雑している場合は選択しているリージョンに回避することが出来ます。あらかじめ設定しておくのが良いでしょう。リージョン選択の主なポイントは、コンプライアンス、顧客との近接性、利用可能なサービス、料金です。状況に応じて選択することが大切です。

アベイラビリティーゾーン(AZ)とは

1 つの AWS リージョン内でそれぞれ切り離され、冗長的な電力源、ネットワーク、そして接続機能を備えている 1 つ以上のデータセンターのことです。 1つのリージョンに必ず複数存在します。リージョンとAZの違いが分かりにくい方もいると思います。

そんなときは大学とキャンパスをイメージしてみてください。リージョンが大学でAZがキャンパスだと考えると、大学のキャンパスには複数の建物があるので、リージョンとAZの関係に似ていてわかりやすいかと思います。リージョンと同様に冗長構成をとっているため、自然災害などで1つのAZが停止しても問題はありません。しかし、これはマルチAZとして利用した場合に限ります。そのため、利用料があがる、テスト工数が増えるといったデメリットはありますが可用性を高めたい場合には複数のAZを利用するのが良いでしょう。

エッジロケーションとは

AWSのエッジロケーションとは、AWSのリージョンデータセンターとは別にコンテンツ配信を高速・広帯域なネットワークを介して行うものです。 エッジロケーションはAWSのコンテンツ配信のために、世界中に分散された地域の集まりです。Amazon CloudFront、Amazon Route 53、AWS Firewall Manager、AWS Shield、AWS WAFといったサービスで利用されています。

この中でも代表的なAmazon CloudFrontについて見ていきましょう。Amazon CloudFrontは、高速転送のコンテンツ配信ネットワークサービスです。まず、ユーザーのデータをユーザーの最寄りのエッジロケーションにコピーをキャッシュしておきます。その場所からユーザーへデータを送ることでタイムラグを無くす、そんな使い方をします。つまり、レイテンシ(レスポンス時間)を減らし、ユーザーのパフォーマンスを向上させることが出来ます。エッジロケーションは、世界に187か所あります。エッジロケーションを利用したサービスの特徴を理解して利用することで、高可用性、低レイテンシー、高スループット(単位時間あたりに処理できるデータ量のこと)といったメリットを得ることが出来ます!