みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
Amazon RDS Custom for OracleがOracleデータベース12.2と18cのサポートを開始しました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/06/amazon-rds-custom-oracle-supports-database-12-2-18c/
Amazon RDS Custom とは
Amazon RDS Customについて、ご存じですか。
Amazon RDS Customは Amazon RDSのマネージドサービスでありながら、データベースやOSのパッチ適用、バックアップなどを含むメンテナンスやカスタマイズをユーザーが行えるというものです。
マネージドサービスであるため、当然AWSクラウドでのデータベースのセットアップ、オペレーション、スケーリングを自動化することができます。さらに、データベースのオペレーティングシステムへアクセスすることができ、設定の構成、パッチのインストール、依存するアプリケーションの要件を満たすネイティブ機能の有効化が行われています。
今までのオペレーティングシステムへアクセスが不要で、OS部分のメンテナンス、パッチのインストールが全く不要であるとうたってきたマネージドサービスAmazon RDSとは逆を行くサービスですよね。
Amazon RDS Customが活躍するのは、サードパーティーアプリケーションでのカスタマイズが必要なため、フルマネージドサービスに簡単に移行できないときです。データベースサーバーのホストやオペレーティングシステム部分をカスタマイズしたり、特権的なアクセスが必要なサードパーティーのアプリケーションをサポートするために、データベースソフトウェアの設定を変更する場合など、柔軟性が求められるシーンが想定されます。
Amazon RDS Customでは、Oracle DatabaseのインスタンスのホストマシンにユーザーがSSHでログインすることも可能になっています。
Amazon RDS for Oracleとの違いは
まず、データベースを利用する際に、いくつかの選択肢が挙げられます。
オンプレミス、Amazon EC2にデータベースをインストールする、Amazon RDSを利用する、Amazon Customを利用する。今はこの大きく4つに分けて整理してみます。
今までアプリケーションのカスタマイズが必要な場合は、データベースをオンプレミスまたは Amazon EC2 にインストールする必要がありました。カスタマーとAWSの責任共有モデルでは、Amazon EC2を利用するとサーバのメンテナンス、ハードウェア部分をAWSが責任を持つのに対して、それ以外の部分をユーザが責任をもつようになっています。さらにAmazon RDSを利用すれば、カスタマーが責任を持つのは、アプリケーションの最適化部分のみとなります。
このAmazon RDS Customでは、OSやデータベースのメンテナンス部分では、責任をAWSとユーザーが共有するという、新たな責任共有モデルで提供がされています。
Amazon RDS CustomのメリットとしてはAmazon RDS のマネージドな部分とAmazon EC2 の柔軟性を活用して、カスタマイズされた環境でデータベースを利用することができます。
対応可能なリージョン
Amazon RDS Customが対応可能なリージョンとして新たにアジアパシフィック (ムンバイ) と欧州 (ロンドン) の追加が先日発表されています。
正式な対応リージョンや料金はこちらからご確認ください。
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