■お客様課題

・既存オンプレ環境はシングル構成のため、社外向けサービスとして必要な可用性/信頼性の考慮が不足している状態で、事業継続にリスクがあった
・アップデートされ続けるセキュリティに関する社内規定に対し、対策を打ち続けるのが現実的ではくなってきた
・バックアップの仕組みはあるものの正常なバックアップ取得ができていないこともあり、BCP/DR観点でも対策が不十分な状況が続いていた
・ ハードウェア保守のタイミングも差し迫っており、早期の対応が必要であった

■使用したAWSサービス

・AWS Application Migration Service
・Elastic Load Balancing
・Amazon EC2
・Amazon RDS
・AWS Cloudtrail
・Amazon GuardDuty
・AWS Backup
・Amazon Cloudwatch

■ご提案内容

・短期間での移行実現のため、AWS Application Migration Service（以下、MGN）を使用して移行する
（当初はCloudEndureを利用した移行を想定していたが、MGNを活用し最速での移行を実現するようご提案）
・可用性/信頼性/セキュリティ強化のために、冗長化やセキュリティ用のAWSサービスを利用し、フルマネージドで運用負荷を減らしながらシステムとしての信頼性を担保する
・ アプリケーションレイヤーにとどまらず、インフラ（クラウド）領域の脆弱性診断を実施することで、システム全体としてのセキュリティリスクを発見するとともにリスク削減を実現する

■アーキテクチャ

■プロジェクト期間

2021/12/01～2022/3/31

■導入効果

・可用性向上とセキュリティサービスの導入、Cloudwatchによる監視の見える化等により、システムとしての信頼度が増し、継続的に事業で利用していけることとなった
・AWSを基盤としたインフラ部分からアプリケーションレイヤーまで、セキュリティ面でのリスクを払拭し、安全な運用を実現した
・AWSに移行することにより、システムに対する人的／金銭的運用コストが低減できた

本移行プロジェクトでは、お客様のビジネス発展にAWSの様々なサービスをご活用いただいております。プロジェクト自体は移行完了により一旦終了していますが、今後もベストプラクティスに従った最適化された構成、運用をご提供していきます。また、Sunny Cloudでは今後もビジネスの基盤を支えるべく技術力をもって引き続きサポートしていきます。