みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
先週のリリースで、Amazon CloudWatchが便利に利用できるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/03/amazon-cloudwatch-adds-option-easy-monitoring-set-up/

Amazon CloudWatchのアプリケーションインサイトとは

Amazon CloudWatchをお使いいただいている方はかなり多くいらっしゃると思いますが、アプリケーションインサイトについて、ご存じでしょうか。

ここで、簡単にアプリケーションインサイトとは何か?ご説明します。

以下、公式サイトからの抜粋です。
CloudWatch Application Insights は、他のアプリケーションリソースとともに Amazon EC2 インスタンスを使用するアプリケーションをモニタリングするのに役立ちます。アプリケーションのリソース全体およびテクノロジースタック (Microsoft SQL Server データベース、ウェブ (IIS) サーバー、アプリケーションサーバー、OS、ロードバランサー、キューなど) で主要なメトリクス、ログ、およびアラームを特定して設定します。メトリクスとログを継続的にモニタリングし、異常やエラーを検出して相互に関連付けます。エラーや異常が検出されると、Application Insights は CloudWatch Events を生成します。これを使用して、通知を設定したり、アクションを実行したりできます。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/appinsights-what-is.html

つまり、SQLServerやIISなどのアプリケーションの監視設定までも対応したCloudWatch監視機能の一つです。

アップデートでうれしいこと

今までは、マネージメントコンソールでCloudWatchの画面を開いて左メニューの Insights から Application Insights を選択し、手動でアプリケーションタイプの選択で、「Resource group based application」か「Account based application」のいずれかを選んでセットアップする必要がありました。
その他にはモニタリング設定や有効化の設定も必要でした。

今回のアップデートでは、CloudWatchダッシュボード上に「Application Insightsの使用を開始する」と表示され、自動セットアップができるようになっています。
そのため、誰でも簡単にセットアップを行うことができるようになって、設定にかかる運用コストが削減できるようになっています。

アプリケーションインサイトの自動セットアップをやってみる

最初に監視対象のワークロードを準備します。
(1)アラームやアプリケーションをまだ設定していないので、[Application Insightの使用を開始する] (Application Insightsを設定) という新しいセクションが表示されます。

(2)「Application Insightsを設定」ボタンをクリックします。
設定画面で内容を確認します。

(3)正常に追加することができました。

アプリケーションインサイトのセットアップした直後はどうなっているでしょうか。
監視対象として準備したEC2のワークロードが自動で認識されています。
さらに各種アラームとメトリクスの監視が自動的に設定されています。

対象リージョン

本アップデートであるCloudWatchアプリケーションインサイトについては、すべてのAWS商用リージョンで利用できます。

料金

アプリケーションインサイトの自動設定自体には料金がかかりません。
ただ、CloudWatchを利用した監視には、料金が発生するので、正式な料金については、こちらからご確認ください。

まとめ

Amazon CloudWatchでアプリケーションインサイトが自動セットアップ可能になりました。この自動セットアップ自体の機能は無料でどの商用リージョンでも利用できます。

※ただし、CloudWatchの監視費用については、費用が発生するので料金を確認した上でご利用をお願いします。

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