みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。

Amazon Simple Storage Service(以下、S3)から取得したデータをアプリケーションへ返す前に、独自のコードを追加して、処理ができる「Amazon S3 Object Lambda」が提供開始されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/03/s3-object-lambda-allows-you-to-add-your-own-code-to-s3-get-requests-to-modify-and-process-data-as-it-is-returned-to-an-application/

■Amazon S3 Object Lambdaとは

既存のアプリケーションと連携してAWS Lambda関数を使用し、Amazon S3から取得するデータを自動的に処理・変換が可能です。LambdaはS3に対するGETリクエストをトリガーに呼び出されるため、既存のアプリケーションコードを変更することなく、利用できます。

想定されている利用パターン例です。
・分析やテスト環境などで個人を特定できる情報を編集
・XMLからJSONへの変換など、データ形式間の変換
・他のサービスまたはデータベースからのデータ拡張
・ダウンロード中のファイルの圧縮または解凍
・オブジェクトを要求したユーザーなど、機密データの画像サイズ変更と透かし入れ
・データにアクセスするためのカスタム承認ルール

■利用料金

AWS Lambdaのリクエストの料金、Amazon S3 Object Lambdaがアプリケーションに返すデータの料金、Lambda関数によって呼び出されるS3リクエストの料金がかかります。

■対応リージョン

大阪リージョン、中国2箇所のリージョン、AWS GovCloud(US)を除いた全てのリージョンで利用ができます。

いかがでしたでしょうか。S3からのレスポンスを加工できるようになり、システムの要件に応じた活用ができそうですね!

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