こんばんは。小寺です。
Amazon QuickSightでピボット テーブルの階層レイアウトと呼ばれる新しいレイアウト オプションが導入されました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/08/amazon-quicksight-hierarchy-pivot-tables/
Amazon QuickSightとは
Amazon QuickSight は、クラウド規模のビジネスインテリジェンス (BI) サービスで、サーバーやインフラを使わずに簡単にインサイトを作成して提供することができるサービスです。
QuickSightの特徴としては、以下が挙げられます。簡単にこちらにもまとめています。
・SPICE と呼ばれるインメモリエンジンにより読み込みがスピード
・ライセンスの前払いコストが不要で、総保有コスト (TCO) を抑えられる。読み取り権限なら月額5USD
・アプリケーションのインストールが不要
・さまざまなデータを 1 つの分析に結合します。
・分析をダッシュボードとして公開し共有でき、他のサイトに簡単に埋め込みできます。
・ダッシュボードで提供する機能を制御できます。
・データベースの詳細なアクセス許可を管理する必要がなく、ダッシュボードを見る人は管理者によって付与されたアクセス権のあるものだけを見ることができます。
アップデート内容について
ピボット テーブルの階層レイアウトと呼ばれる新しいレイアウト オプションが導入されました。
データを階層的に表示できるようになり、すべての行フィールドが 1 つの列にインデントされて表示され、異なるフィールドの項目を区別できるようになりました。
階層レイアウトは、ダッシュボードで表示されるスペースを節約しながら大量のデータを表示するのに適していて、ユースケースとしては階層データを明確で読みやすい形式で表示する際に最適です。左右にスクロールすることなく、より多くの情報を表示できるようになります。
また、階層レイアウトのメリットは、個々の行フィールドの見出しの表示は必要ありません。
以下は左側が今回のアップデートでリリースされた「新階層」レイアウトオプションです。
やってみた
ピボット テーブルでビジュアルを作成します。「階層」レイアウトへ移行する機能もあります。既存のピボット テーブルのビジュアルに影響を与えることなく、新しいデフォルト エクスペリエンスとして「階層」レイアウトに移行をしてみます。
ここで、本来であれば「Pivot Options」に「 Hierarchy 」が表示されるのですが、上手く表示されずに、このビジュアルでの階層レイアウトへの移行はいったん、断念・・・。
また、階層レイアウトにした後に、行ヘッダーには、行ラベルを非表示にしたり、名称を変更したり、同じ行ヘッダー スタイルを行ラベルに適用したりする機能などの新しいオプションがあります。
対象リージョン
以下のリージョンで本アップデートが利用可能です。
・US East (オハイオ、北バージニア)
・US West (オレゴン)
・Asia Pacific (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)
・カナダ (中部)
・Europe (フランクフルト、アイルランド、ロンドン)
・South America (サンパウロ)
・AWS GovCloud (アメリカ西部)
SunnyCloudでは、Amazon QuickSightの「サービスデリバリープログラム」認定を日本国内で初めて取得しました。(こちらの記事をご参照ください)
このサービスデリバリープログラムの認定は、株式会社アイディーエスが提供しているAWS導入支援サービスである「サニークラウド(Sunny Cloud)」において、AWSのデータ分析サービスである「Amazon QuickSight」の導入実績や技術力が評価されたもので、日本のAWSパートナーネットワーク(以下、APN)のコンサルティングパートナーとしては初めての認定取得です。
ぜひ、データ分析に興味のある方はこちらまでお問い合わせください!