こんばんは。小寺です。
Amazon RDSのインスタンスでマイナーアップデートが割とありますよね。この定期的に実施されるメンテナンスについて、お伝えします。
オペレーティングシステムのアップデート
RDSでもオペレーティングシステムのアップデートが発生するときがあります。
対象としては、RDS for MySQL および RDS for PostgreSQL DB インスタンスで パフォーマンスやセキュリティ向上を目的として、必須アップデートが必要な場合もあります。
通常、アップデートにかかる時間は約10分程で必須のアップデートと任意のアップデートがあります。アップデートをしたとしても、DB インスタンスの DB エンジンのバージョンまたは DB インスタンスクラスには影響がありません。
必須アップデートかオプションアップデートかを確認してみる
・必須アップデート
適用日が決まっています。この適用日付より前にアップデートの検証やスケジューリングをすることが推奨です。
、割り当てられたメンテナンスウィンドウ中に、Amazon RDS は DB インスタンスのオペレーティングシステムを最新バージョンに自動的にアップグレードされます。
・オプションアップデート
随時適用可能です。RDSインスタンスを最新の状態に保つために定期的な適用が推奨です。RDSからはこれらのアップデートを自動的に適用しません。
確認するには、RDSのコンソールにログインし、該当のデータベースを選びます。
「メンテナンスとバックアップ」タブを確認します。
「利用可能」と表示されていれば、必須ではなく、オプションアップデートです。オプションのアップデートの場合、AWS Management Console で、メンテナンスステータスが「利用可能」と設定されており、適用日は空白のままです。
「必須」と表示されていた場合、必須アップデートで日付の適用にも該当日付が表示される仕組になっています。
デフォルトのメンテナンスウィンドウ時間とは
デフォルトのメンテナンスウィンドウ時間はリージョンごとに以下の通り定義されています。もちろん、メンテナンスウィンドウ時間は変更が可能です。
米国東部 (オハイオ) | us-east-2 | 03:00~11:00 UTC |
米国東部 (バージニア北部) | us-east-1 | 03:00~11:00 UTC |
米国西部 (北カリフォルニア) | us-west-1 | 06:00~14:00 UTC |
米国西部 (オレゴン) | us-west-2 | 06:00~14:00 UTC |
アフリカ (ケープタウン) | af-south-1 | 03:00~11:00 UTC |
アジアパシフィック (香港) | ap-east-1 | 06:00~14:00 UTC |
アジアパシフィック (ハイデラバード) | ap-south-2 | 06:30~14:30 UTC |
アジアパシフィック (ジャカルタ) | ap-southeast-3 | 08:00~16:00 UTC |
アジアパシフィック (メルボルン) | ap-southeast-4 | 11:00~19:00 UTC |
アジアパシフィック (ムンバイ) | ap-south-1 | 06:00~14:00 UTC |
アジアパシフィック (大阪) | ap-northeast-3 | 22:00~06:00 UTC |
アジアパシフィック (ソウル) | ap-northeast-2 | 13:00~21:00 UTC |
アジアパシフィック (シンガポール) | ap-southeast-1 | 14:00~22:00 UTC |
アジアパシフィック (シドニー) | ap-southeast-2 | 12:00~20:00 UTC |
アジアパシフィック (東京) | ap-northeast-1 | 13:00~21:00 UTC |
カナダ (中部) | ca-central-1 | 03:00~11:00 UTC |
中国 (北京) | cn-north-1 | 06:00~14:00 UTC |
中国 (寧夏) | cn-northwest-1 | 06:00~14:00 UTC |
欧州 (フランクフルト) | eu-central-1 | 13:00~21:00 UTC |
欧州 (アイルランド) | eu-west-1 | 22:00~06:00 UTC |
欧州 (ロンドン) | eu-west-2 | 22:00~06:00 UTC |
欧州 (ミラノ) | eu-south-1 | 13:00~21:00 UTC |
欧州 (パリ) | eu-west-3 | 23:00~07:00 UTC |
欧州 (スペイン) | eu-south-2 | 13:00~21:00 UTC |
欧州 (ストックホルム) | eu-north-1 | 23:00~07:00 UTC |
欧州 (チューリッヒ) | eu-central-2 | 13:00~21:00 UTC |
中東 (バーレーン) | me-south-1 | 06:00~14:00 UTC |
中東 (アラブ首長国連邦) | me-central-1 | 05:00~13:00 UTC |
南米 (サンパウロ) | sa-east-1 | 13:00~21:00 UTC |
AWS GovCloud (米国東部) | us-gov-east-1 | 01:00~09:00 UTC |
AWS GovCloud (米国西部) | us-gov-west-1 | 06:00~14:00 UTC |
まとめ
データベースのオペレーティングシステムのアップグレードの必須かオプションなのかの見分け方について、お伝えしました。