みなさん、こんにちは。小寺です。
re:Invent 2022で発表されたAWS Application ComposerがついにGAになりました。
そもそも Appication Composerとは?
AWS Application Composerがre:Invent時のPreview当時に掲載した弊社の過去記事はこちらです。
上記AWSのリンクは本日2023/3/18時点では、日本語では(プレビュー)となっていますが、英語の表示に切り替えていただくとプレビュー表示は消えています。
AWS Application Composerを利用すると、AWSのサービス、例えばAPI GatewayやDynamoDB、Amazon S3のバケットなどをキャンバス上にドラッグ&ドロップで追加し、それぞれを接続し、AWS Lambdaの関数を記述していくなどで容易にサーバレスアプリケーションの開発ができます。作成内容をCloudFormationテンプレートを出力することができるサービスです。
2023年3月7日のGA以降も追加アップデートがあるので、そちらについて触れてみます。
・アップデートその① 新機能:Change Inspector 機能
Change Inspectorはビジュアルモードで、コードの変更内容を表示してくれる機能です。視覚化されているとどこを変更されたのか、非常に分かりやすいですよね。
・アップデートその②コネクトモードの追加
Application Composer をローカル IDEと統合することができるようになっています。Application Composer で、接続モードでプロジェクトを作成またはロードします。
新しいプロジェクトの場合、Application Composer はプロジェクト ディレクトリと template.yaml ファイルが作成されます。
既存のプロジェクトの場合、Application Composer は template.yaml ファイルを見つけてロードします。
ローカル IDEで、Application Composerと同じプロジェクト フォルダーを開いてみましょう。Application Composer で行われた更新は、ローカル マシンと自動的に同期されるようになっています。
AWS SAM CLIを使えば、ローカル環境でテスト、デプロイの確認ができます。
・アップデートその③リソースの接続に関する新しいドキュメント機能
リソース カードと呼ばれる名称の機能があり、ポートによって、接続を確立できる場所が視覚的に表示できます。
リソース カードの右側のポートは、リソースが別のリソースを呼び出すことができることを表示します。
リソース カードの左側にあるポートは、リソースが別のリソースによって呼び出されることを表示します。
1 つのリソース カードの右側のポートをクリックし、別のリソース カードの左側のポートにドラッグして、リソースを接続します。
接続は、2 つのリソース間のライン(線)によってGUIで視覚で確認ができます。
料金
AWS Application Composer は追加料金なしで利用できます。
AWS Application Composerを使って、作成された AWS リソース (S3 バケットや Lambda 関数など) の料金を容量に応じて支払う仕組みです。
お財布にも優しいので、試したくなりますよね・・。
対象リージョン
今回の発表でGAになったのは以下のリージョンです。
・米国東部 (オハイオ)
・米国東部 (バージニア北部)
・米国西部 (オレゴン)
・アジアパシフィック (東京)
・欧州 (フランクフルト)
・欧州 (アイルランド)
まとめ
AWS Application ComposerがGAになりました。対象サービスがもっと増えてくればなお一層使いやすいなーと思います。