みなさん、こんにちは。若干ご無沙汰しております。小寺です。

Amazon DynamoDBがテーブル削除保護をサポートをするようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/03/amazon-dynamodb-table-deletion-protection/

DynamoDBとは

Amazon DynamoDBとは、可用性(Availability)とネットワーク分断耐性(Partition Tolerance)を重視したAP型と呼ばれるNo SQLデータベースです。
AmazonはECが主要な産業の一つですが、DynamoDBを使うことによって、ECのカートにおいて “いつでもカートに追加できる=可用性”、”カートに入れたデータが損失しない=ネットワーク分断耐性”の特徴をフルに活かして大量に処理することができます。

弊社コラムの過去記事もご確認いただければ幸いです。

アップデート内容

今まで、DynamoDBではテーブルの削除保護機能がありませんでした。
今回のアップデートにより、通常のテーブル管理操作を実行する際にテーブルが誤って削除されないよう保護できるようになりました。新しいテーブルの作成や既存のテーブルの管理時に、権限のある管理者がテーブルごとに削除保護を有効にできます。
削除保護プロパティは、AWS マネジメントコンソール、AWS API、AWS CLI、AWS SDK、または AWS CloudFormationから設定可能です。

削除保護を確認してみた

(1)DynamoDBをマネジメントコンソールからテーブル→テーブル作成をクリックします。

(2)テーブル設定で、「デフォルト設定」では「オフ」として、削除保護(新規)が表示されるようになっています。

(3)テーブル設定で、「設定をカスタマイズ」を選び、「削除保護(新規)」から「削除保護をオンにする」にチェックをしてテーブルの作成をクリックします。

(4)それぞれのテーブルで削除保護有効、無効を設定して試してみます。

(5)削除保護が有効なテーブルでは以下表示になります。削除保護をオフにすれば、削除自体は可能です!

(6)削除保護がオフなテーブルでは今まで通りの表示です。

対象リージョン

すべてのAWS リージョンで本アップデートは利用可能です。

まとめ

テーブルの削除保護機能いいですよね。オプション設定ではありますが、デフォルトONで運用していくのが誤操作を防ぐ方法としてもいいですよね。